古代から多くの文化が外来してきた。日本が本来育んできた精神は対立を避けて調和を重んじること。当時の日本人の解釈を付け加え、既存の文化と融合させることで独自の精神文化を創り出しきた。それには思想信仰や風土の影響が欠かせない。思想信仰にあっては日本独特の神道、朝鮮半島からの仏教伝来、欧米からのキリスト教伝来。風土にあっては恵まれた四季とその気候。山海里山など豊かな自然環境。長い年月をかけて現代日本の年中行事という歳時記が確立されている。

 

年中行事では

 正月、神社へ初詣、羽子板や凧揚げ、新年会

 2月、節分 豆まき、バレンタインデー

 3月、桃の節句 ひな祭り、ホワイトデー、卒業式、お彼岸法事

 4月、エイプリルフール、入学入社式、花見

 5月、八十八夜(新茶摘み)、端午の節句

 6月、衣替え、梅雨

 7月、七夕、夏祭り

 8月、花火、お盆

 9月、十五夜 月見、お彼岸法事

10月、衣替え、秋祭り、紅葉狩り、ハロウィン

11月、七五三

12月、冬至ゆず湯、年賀状準備、忘年会、クリスマス

 

人の一生では

    宮参り、お食い初め、七五三、成人式、結婚式(神式、仏式、キリスト教式)、葬式法事墓参り(故人はわからない)

 

欧米から日本に伝来して商業ベースで取り入れられた行事だが今や完全に定着している。

日本人と日本は外来文化を柔軟に受容する高度な素地をもっていると思う。