昼頃、映画を見に行った。本編2時間の上映時間だった。原作は朱川湊人で『花まんま』(文春文庫)第133回直木賞受賞作。なぜ急に行ったかというと妹から電話があって妹家族の住む東大阪市上石切町がロケ地の1つになっている。4月25日公開なのでいつ上映終了になるかわからないので見に行ってはと連絡があったからだ。自分も大阪生まれの大阪育ち、生粋の大阪人。郷土や郷土の人情がどのように描かれているのか興味がある。

 

映画の舞台は東大阪が中心。主人公は兵庫県西宮市出身の鈴木亮平。妹役に兵庫県伊丹市出身の有村架純。他の出演者もほとんどが関西出身。本作は全編関西弁で関西出身の鈴木亮平と有村架純が関西弁というかネイティブな大阪弁で好演している。

 

ラブストーリーではなかったが、妹の結婚披露宴で鈴木亮平が親族代表で兄妹愛溢れるスピーチを聞いて泣けてきた。ほんのりとしていい映画だった。ハッピーエンドラブストーリーももちろんいいが、感動して思わず涙が出てしまうようなストーリーもいい。

 

この頃、テレビドラマや映画を見て年老いたせいか涙もろくなっている。楽しいことも悲しいことも感激したことも分かち合えるそして語り合える相手がこの歳で欲しいと思うのはないものねだりで無理なことなのだろうか。