自分の大好きな食べ物を3つあげるとしたらシンプルなホットケーキが第3位に入る。シンプルというのはバターとメイプルシロップだけをつける食べ方。
ひょっとしたらホットケーキは第4位以下の好物と入れ替わるかもしれない。
第2位はフルーツサンドイッチでこれにもこだわりがある。まずはフルーツを挟むサンドイッチ用のパン両方に生クリームをたっぷりつけて端までよく伸ばす。次にフルーツだが3種類でよい。これがフルーツサンドイッチの一番のこだわりだが、バナナ、パイナップル、みかんの3種類でバナナ以外は缶詰のものでよい。スーパー、コンビニ、パン屋さんで販売されているフルーツサンドイッチはこの3種類のフルーツではないので、自分の好物からは圏外となる。
そして栄えある第1位はおにぎりだ。おにぎりの中でも何も入っていない塩だけ、昆布入り、おかか入りで海苔で包んでいるのが最高で、次点は梅か鮭入りだ。それ以外のおにぎりは自分の口に合わず食べない。
昔、友人たちと好物の第1位を発表し合った。みんな高級なものが多かった。ステーキ、松茸、オマール海老のスープなどなど。自分がおにぎりというとドラマで芦谷雁之助が演じた画家の山下清かと嘲笑された。そのドラマも見ていないし山下清の存在も知らなかった。純粋におにぎりが好きだった。
亡父の会社の現場で繁忙期に深夜まで連日残業していると従業員の奥さんたちが陣中見舞いがてらおにぎりを炊き出しで差し入れてくれた。大きなお盆2枚に数十個の大きなおにぎりが載っていた。20人くらいでまだ仕事をしていて空腹だったので涙が出そうになるくらい美味しくて嬉しかった。10分ほどでおにぎりはなくった。腹が減っては戦はできぬとはまさにこのことだった。当時コンビニは自分たちの現場近くにもまだなかった。
今、令和の米騒動でおにぎりも高級品になっているとまではいえないか(笑)。