ABCDの4人ミーティングが飲み会を兼ねて9月頻繁にAの部屋で行われていた。役員有志の中で4人に割り当てていた役割があった。従業員人事はBC、修理見積りはBC、マンション駐車場管理はACD、防犯防災はACでABCDだけがそれぞれの役割を担当している訳ではない。6月までに役割分担を決めてあった。管理規約では理事の役務は理事会決議の下に決められるので、役員有志で決めていた役割分担は正式なものではなく正当性も有効性もない。単なる裏方作業。
しかし、Aは担当の駐車場管理で近隣住民の車両がこのマンションに不正駐車していると近隣に怒鳴り込む。挙句の果てにこのマンションの管理事務所に近隣の不正駐車の所有者を呼び出したものの事実誤認で不正駐車の事実なし。呼び出した人に謝罪もしない。そうすると近隣住民からマンション自主管理組合の理事長にAに対するクレームが入る。理事長はAやCに対して過激な駐車厳禁の不正駐車対策をしているのかと電話問い合わせをする事態になる。
そして9月29日、防犯防災の担当のCがABに指示されて2日後の理事会の承認を待たず、防犯性を高めるという名分で非常階段出入口8ヶ所のドアノブシリンダーを業者に発注して交換してしまう事態が起きる。新従業員も知らず、役員も誰も知らず、早朝ににわかに作成した工事のお知らせを十数か所に貼り出しただけだった。
当然そのマンション住人から苦情が入り、役員の耳にも入り出す。異常事態である。
10月1日理事会開催。冒頭で議事進行を無視して監事のAが近隣住民と駐車場管理でいさかいがあったことを理事長に事実確認されたことに約10分間なぜAが責められるのかと不満をぶち上げる。理事長に確認しただけですよと肩透かしを喰らう。
議案通り議事が進行していく中で非常階段出入口ドアノブシリンダー交換の議案になった。従業員からすでに交換済みと報告が入り、理事会承認なしで勝手に役員の一部が行ったと指摘する声が何人かから出る。
Aは私的ミーティングで理事会過半数の理事が了解していたから発注したと主張しだす。途中からそのミーティングを欠席していた理事にAは任せると言っただろうというと欠席していた理事はそこまで任すと言っていない。ましてや監事のAが私的ミーティングを開いていること自体がおかしいと追い打ちをかけられる。
Aはこのマンションの防犯性を高めるためにしたことと説明をするが、そのことによって利便性も考慮検討したのか、不便になったとクレームが出ていると複数の理事から言われ、ならば今からこの理事会で議論しようとAは言ったもののもう勝手にしてしまって遅いと言われここで黙ってしまう。
交換してしまったドアノブシリンダー8ヶ所をどうするのか来月の次回理事会で議論することで継続審議となった。
監事のAは子分の理事BCと中立理事Dを頼みにマウントを取るつもりで理事会に臨んだが、民主的な手続きが必要な理事会ではそんなことは一切通用しないことがわからなかった。この無理解がAを他人のせいにしてAは何も悪くない、子分の不始末もAの不出来で迷惑をかけているのではなく、他の誰かを仮想敵にして仕向けることになる。だから余計にAは他の誰かを攻撃することになっていく。
以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合9」に譲ることにする。