ところが、理事長は自分が辞任届を提出していることを他の役員に9月の半ばになっても伝えていなかった。そうとも知らず最年長役員(A)が自分に従業員の手伝いに来いと連絡が入った。事務所に行ってAにもう辞任届を出したから手伝いはできないと断った。心の中でおまえとは絶対に役員活動をしたくないと叫んでいた。そうするとAは自分の進退を預からしてくれというので、どっちにしろAとはもう二度と一緒にやることはないと思っていたので生返事をした。
その日の夕方、Aの部屋に呼び出された。そいつが言うには理事長以下役員全員の総意で自分に役員として残ってほしいという。傍らには抱き込まれた役員が1人いた。自分は何も役員をやっていたいと思っていないというと自分は自主管理組合立て直しの功労者だとお世辞を言って慰留する。もう理事会も総会も出席しなくてもいいのなら席はそのままでも構わないと辞任を撤回した。
このAと抱き込まれた同席役員は二人とも先月退職した支配人と業務責任者の悪事を暴いてやると息巻いていた。同席役員は半年前から退職した業務責任者と口喧嘩が絶えず最後は胸ぐらをつかみ合うほどの喧嘩をしていた。
この業務責任者は退職間際に自分に同席役員は役員資格がないと証拠を明示して自分に訴えた。自分はAに抱き込まれた同席役員に役員資格が明らかにないことを確認した。きっと業務責任者は同席役員に仕返しをしたかったのだと思った。
慰留され辞任を撤回した時、Aの部屋にいた同席役員に退職した業務責任者が役員資格がないと通報してきたと伝えた。Aは横から家来を失ってはいけないと思い、ある方法を使えば役員は継続できると同席役員に話していた。自分は内心管理規約に照らして同席役員は自動的に役員資格は喪失していると思っていたが、もう理事会にも出席しないので放っておいた。
自分は辞任届を出した8月末頃からプライベートでもマンションの改善活動をやめた。当然打ち合わせ報告会などミーティングを主導して開催することも辞めた。Aは自分が何もしなくなったので、Aが役員有志を招集してミーティングをした。9月半ばに自分の辞任騒動が起きる頃までに数度開催していたようだ。これが大きな問題に発展していく。
以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合6」に譲ることにする。