和歌山に住まいがある時から月に1度のペースで大阪に来た時、鍼灸整骨院に通っていた。なぜ和歌山の鍼灸整骨院に行かなかったかと言えば、鍼にしても灸にしてもマッサージにしても健康保険がきかず、施術料が高いからだ。きっと鍼灸施術料なら約1,500~3,000円/30分、マッサージも約1,500~3,000円/30分。
和歌山県内の医師は鍼灸整骨院に対して、そこの患者に保険治療の同意を出さないから、鍼灸整骨院は健保連に保険請求ができない。わかりやすく言えば自由診療みたいに上記の施術料を患者からもらう。そんな施術料なら誰も来ないので、機械施術20分くらいで500~600円をもらって患者に負担を少なくして通院してもらうのが和歌山では主流のようだ。
ただ、交通事故による打撲や骨折の場合、被害者(患者)が加害者の損害保険(自動車任意保険)をつかって鍼灸整骨院を利用する場合がある。その時は鍼灸整骨院は保険会社に十分な治療施術代を請求できるので、被害者に目一杯治療を施す。被害者になったことのある和歌山の知人は鍼灸整骨院で世話になり3人がかりで施術を受け、まるでハーレム状態だと痛く喜んでいた。これは和歌山も大阪も全国も基本的に同じだ。
大阪はばらつきがあるが鍼灸整骨院に対して、そこの患者に保険治療の同意を出す医師がいる。鍼灸整骨院がよくわかっているので、そこの情報で病院を訪ねれば、難なく同意書をもらうことができる。もらったら年齢にもよるが、上記の料金の3~1割で施術が受けれる。自分はこの仕組みに乗って15年大阪の鍼灸整骨院を利用している。それでも月に3度までしか使わない。
今日昼前、自分はこの長年世話になっている鍼灸整骨院に10日振りに行った。うつ伏せになって施術を受けている時、FMラジオの女性DJがジブリ映画「魔女の宅急便」の挿入歌だったユーミンの「ルージュの伝言」を紹介し、ラジオから軽快に小さな音で曲が流れ出した。聞きながら口ずさんでいた(笑)。マッサージは約30分以上ある。その間今まで何度となく気持ち良くて寝落ちした。極楽気分。
鍼、お灸、マッサージを受けて、肩・腰・足は柔らかくなっていくみたいで気持ち良かった。