平成23(2011)年3月、東日本大震災が起きた時にうつ病と診断された。発症原因は長年のとてつもないストレスでそうなってしまったのだと思う。平成23年以前からその兆候はあったように思う。発症原因は少し考えれば、当時でも今でもしっかり分析
できる。
1つだけ3年前までわからなかったことがある。というか思い出せなかったことがある。些細なきっかけでも起こしてしまうこと。そう後にも先にも1度だけの自殺未遂だ。
強い自責の念や常に自分がこの世で、この社会で役に立たない、誰にも必要とされていないと感じ、自分は消えてしまいたくなる。希死念慮が起きる。
未遂で済んだから、こうして今も生きてブログを更新している。自分もうつ病になるまでは一部記憶が欠落することなんてあるのかと思っていたが、何を引き金に行動に移したのかまったく記憶にない。寸前のところで引き戻されたところから記憶がある。
部屋からベランダへ出て4階から飛び降りようとしてベランダの手すりに手をかけベランダの内側にある箱を踏み台にして飛び越えて飛び降りようとした瞬間にズボンのベルトを元嫁が後ろから掴んで引っ張り戻し、ベランダで仰向けに転んだ状態になった場面だけを覚えている。なぜそんなことをやらかしたのか自分自身もわからない。元嫁に聞いても言わない。そしてきっかけがどうしても思い出せない。そこだけ記憶喪失になっている。
自分はテレビなんかでよく自殺者のニュースを聞くたびに、死ぬ気があれば、どんなことでもできるだろうと思っていた。でも心が病んだ自分がそんなことをしでかしてしまって、それも覚えていないとなると自殺者はそこに至るまでの行動なんて覚えていないんだろうと思った。魔が差すとはこういうことだと思った。死ぬ気があれば死んでしまい何もできないということになる。
主治医も元嫁もきっかけを知っているようだった。自分の前では死ぬ、自殺とかの言葉は禁句にしているようだった。
以降の話は「生きることの意味5」のブログに譲る。