4月初めに24年前購入した液晶テレビがぶっ壊れた。デジタル放送への移行が首都圏、中京圏、近畿圏の3大都市圏で22年前にスタートしてから液晶テレビは大変な勢いで普及した。当時の液晶テレビは確かに薄型になってはいたものの、まだとても重たかった。

 

テレビを処分するには市役所の担当部署に連絡して郵便局でリサイクル券を購入する。指示された日時場所にテレビを出して、引き取り職員にリサイクル券を渡し、引取り運搬料の納付書をもらってお終いという手順。

 

当日朝、テレビを出して自宅で待っていたら、ピンポーンとインターホンがなるので、玄関を開けたら職員が立っていて、テレビの引取りに置き場所を見たら、何もないので確認してくれという。えーッ、うそー! やられたと思い見にいったら、テレビはない。裏面のアンテナ線の小さなプラスチックカバーだけが取れて落ちていた。

 

職員は今時レアメタル欲しさに廃品回収業者が早朝盗んでいくのが横行しているといい、市役所に連絡して何やら話をしている。終わると自分にリサイクル処分のために購入したリサイクル伝票は後日返金してくれる。テレビはないので引取り運搬料もかからない。

軽トラで引取りにきた2人の職員はテレビの処分費用が結局一切かからないので良かったですねとニッコリと微笑まれて、盗まれてラッキーということになった。結果良ければすべて良しということみたい。