大阪関西万博のプレオープン(テストラン)にバイトとして行ってきた。4日金曜に始まったテストランは今日が三日目最終日。朝6時すぎでも地下鉄夢洲駅はあらゆるカテゴリーのバイトでごった返している。日曜朝5時台の地下鉄中央線はラッシュでビックリ。すごいのなんの。夢洲駅の女子トイレは6時頃長蛇の列。きっと100mは入り口から並んでいる。

このテストランで13日の本開催に向けて課題探しと修正がなされるだろう。13日本開催には観光バス800台がくると情報が入っている。1台50人としたら、バス客だけで4万人になる。やはり万博はビッグイベントだ。

 

今日の起床は3時50分頃。簡単な朝食をして身支度を整える。鏡に映る自分を見てハッとする。5年前に比べて明らかに老け込んでいる。少しショック。仕方ない。そのまんまだから。4時55分には家を出る。集合時間に間に合うよう5時すぎの始発にのった。6時過ぎの集合時間にギリ間に合った。万博はどのバイトもそうだが、基本立ち仕事。休憩時間もあるが、自分も午後は3時間半立ちっぱなしになった。終わる頃には両足の裏は痛く、ふくろはぎはパンパンに張って、腰はものすごくだるい。

 

帰りに万博名物の大屋根リングや入場ゲートをバックに数枚自撮りした。その数枚をうまく撮れているか確認すると、写真に写る自分はそのまんまの老人。朝、自宅の鏡で見た自分も自撮りした自分もどこにでもいる爺さんだった(笑)。あまりにも老け込んだ顔で誰にも見せたくなかったので自撮りした数枚は削除。

そのまま意気消沈して地下鉄に乗って帰路に。途中乗り換えするときに階段を上がらなければならなくなる。これが大変なことになった。疲れ果てた腰で階段を上ろうとした時、両足に鉛がついているようで重ただるくて足があがらない。階段の手すりをもちながら一段一段上る。もう情けなかった。

 

飲み屋さんにいけば、歳より若く見えると言われて嬉しくなってそんな気でいると、鏡に映る自分、写真に写る自分、疲れて階段を上るのにゆっくりしか上がれない自分。自分の老いぼれ、おんぼろ、ポンコツ振りにへこんでしまう。

 

和歌山時代に降りかかった災難・火の粉を振り払っていたら嫌な人間になってしまった。まだ思い出す。そして若く見えるとお世辞をいわれても自身で感じてしまう老いの現実。心の中はすさんでマイナス思考、否定的。そんなことではただでさえ人間的魅力がないのに生み出す力ももうない。心が塞がぬよう楽しいことを探すことにしよう。どうやら万博のバイトは無理かもしれないので。