日中、万博のバイト先に電話した。半月前からシフト提出していたのに出勤指示の連絡がないからだ。問い合わせした結果、ほどなく数日後の出勤指示がメールで送られてきた。雇用契約書兼就業条件明示書には集合時間、始業時間、終業時間そして通勤経路が明示され交通費を含めた予定給与日額が記載されていた。
自分で計算してみると、記載の予定給与額と合わない。なぜかと調べてみるとすぐに判明。集合時間6時15分から始業時間7時までの45分が入っていない。
再度、会社に問い合わせ。
女性が始めは対応。なぜみんなで集合するのか、集合して何をするのかと。点呼、当日に渡す連絡事項の書類を配布、そして現場までの移動に使う。集合時間は会社の指示のもと勤務する者みなそれに従わなければならないのか?と聞くとお願いしていますと返事。ならばそれが賃金に反映されるべきなのにそうならないのはなぜ?と聞いたところで男性にかわる。
会社が依頼先からその分をもらっていないからと言うので、会社がどれだけもらってようがもらってなかろうが、自分には関係のない、万博の仕事はこれからこんな勤務時間で賃金が支払わるのか?と冷静に問うと、男性の労務担当者はそんなに納得がいかないのなら、この仕事をキャンセルしたら(辞めたら)どうかと偉そうに切れて促す。
なんで君に言われて仕事を辞めなあかんのかと自分も逆切れして、とりあえず一度勤務してみてからでしか今後どうするのか判断できないやろと言い返す。気に入らんかったら黙っとけとばかりに失礼な口調と生返事を繰り返す男性担当者に歳で短気になっている闘争心に静かに火が付く。争いごと嫌いなはずなのに。では集合時間は会社の指示都合で自分を拘束しているのかと聞くと返事をしないので、自分は君に不満苦情を言ってるのではない、拘束時間の質問に答えろと促すと「はい」と言った。これで勝負あり。電話は終えた。こんなこともあろうかとこの通話に限って録音済み。
今後、労働基準監督署に集合時間からの賃金不払いの届け出に行くことになるだろう。
集合時間6時15分は始発に乗ってもギリ間に合わない。それも会社指定の通勤経路と交通費では不可能。そんなことを言えば、万博特需の時間給を払ってやってるという思いがあるから、頭ごなしに辞めろというに決まっている。人手不足でそんな時間給を払ってもらえると応募してきたバイトが充足したら、たちまち自分にはキャンセルしたらと言い放つ失礼さは労務担当者として許せない。シフトを提出していてももう二度と就業させてもらえないだろう。結局まともなことを言った者が損を見る。万博のバイトはきっと1日だけの勤務で終わると思う。
人手不足でかき集めた要員の労務管理がたいへんなのはわかるが、せめて電話で話すときぐらい不満そうなトーンと心無い言葉遣いはやめてほしかった。ビジネスマナーを知らない輩が多い。これだけで今日一日の気分が台無しになる。
自分にはやはり身近にたまでいいから、「バイトやから少々損しても黙ってその他大勢でお小遣い稼いでたらええやんか」とたしなめてくれる人が必要なのかもしれない。そうしたらもっとブレーキもかかるし柔かくなるのかもしれない。心がさかむけて気づかぬうちにガサガサになっているのだと思う。
和歌山時代に起こった出来事の後遺症と加齢に伴いますます道理が通らぬことを正したくなる性分で我慢できないわがままなジジィに成り下がってしまったようだ(笑)