「ポニーテールとシュシュ」、「Everyday、カチューシャ」いずれも秋元康作詞で2010年頃のAKB48の大ヒット曲、全国中AKB48メンバー推しの熱狂的な男性ファンで社会現象になったが、自分は当時から年齢的についていけない。でも大ヒットの2曲もそこここで耳に入ってきたので、曲名とメロディーラインだけは何となく耳に残った。
「シュシュ」って何?この擬音語は何? ポニーテールに霧吹きをかける??
「カチューシャ」はロシア女性の名前? 「毎日、カチューシャさん」??
AKB48に興味がまったくなかったため、曲名の意味を調べることはしなかった。ほどなくシュシュもカチューシャも髪留めの1つと知る。
その頃、同居していた長女が風呂から上がってきて自分が台所にいた時に出くわした。髪を後ろで留めている。ヘアピンのようなクリップのような表現し難い。長女に聞いたら、「バレッタ」という。
少し脱線するが、長女は漫画やイラストのオタク系だ。好きな漫画は数限りなくあるようで、古いものであれば「おそ松くん」もその1つ。
ある日、長女が風呂から出て、バレッタを台所のテーブルの上に置き忘れているのに気が付き、忘れ物を伝えようとした時、バレッタの名前が出てこず、長女に「バケラッタ」と言ってしまった。長女が聞き返すのでもう一度「バケラッタ」と連呼する。長女が取りに来るなり自分にそれは自分の小学校時代の大ヒットアニメ「オバケのQ太郎」の弟分O次郎の奇声だと教えてもらい思い出す。
後日、またバレッタの名前が出てこず、バケラッタというと、もういい加減しろと長女にきつく叱られた。そんなこといったって女性の身なりを整える髪留めなんて簡単に覚えられず、未だに思い出せないときがある。
髪留めはヘアピン、ヘアバンド、シュシュ、カチューシャ、そしてバケラッタならぬ「バレッタ」などだ。
が、バレッタを見たら、またバケラッタ!と叫ぶ自分がいるようで怖い。確実にジジィ化が進行している。恐ろしや、恐ろしや!