今朝、冷たい雨が降っていた。小雨の時に自転車で出かけるなり「冷たい雨に降られて街を買い回る~よ♪」と口ずさんだら、ふとユーミン作詞作曲の「冷たい雨」を思い出した。最近まで住んでいた和歌山のマンションの築年数と同じで半世紀近く前の曲だ。
「冷たい雨にうたれて街をさまよったの♪」という歌いだしで、買い回りとはまったく関係ない(笑)。それ以降の歌詞の内容は女の子の失恋ソング。とっても可愛らしい。今時の年頃の女性が聞けば、吹き出してナンセンスと笑い飛ばしてしまうことも多いのではないかと思う。
この50年の間に男女とも相手に対する意識が大きく変化した、というか一変した。相対的に男性は弱く、女性は強くなった。女性の人権擁護が向上してきたからだと思う。まだまだ十分とは言えないが、女性が少しでも社会において権利主張や自己実現できる場を多く得て生き辛さを解消していけたら素晴らしいことだと思う。
で、堅い話はこれくらいにして、女性が泣きを見るばかりじゃない時代が来たということ。ユーミンが書いた「冷たい雨」の詞は女の子の失恋ソングでいじらしく守ってあげたくなるが、この頃は男の子にも失恋ソングがたくさんあってもいい時代ではないかと思う。ただ、別れるにしても離婚するにしても、その原因のほとんどが男性側にあるのなら、男性に綺麗な失恋ソングなんて不要なのかもしれない。
さて、まだ1週間近く寒い日が続きそうと予報されている。昔から暑さ寒さも彼岸までというから、この寒の戻りもあと数日で終わるだろうと思う。