半世紀も前の遥か昔、中学の科学の授業、先生が余談でこの世の中で一番大きいものと小さいものは何かと生徒に問いかけた。退屈していた生徒たちはみんな口々に先生に思いついたことを答えた。
先生は一番大きなものは「宇宙」、一番小さいものは「原子(陽子、中性子、電子)」と生徒たちに教えてくれた。そして一番大きい宇宙にしても一番小さい原子にしても、人類はまだよくわかっていないとも説明してくれた。
そして50年経った現在でも宇宙の果てには何があるのかについて、まだ人類は明確な答えをもっていない。宇宙は無限に広がっていると考えられていて、宇宙は膨張しているため、遠くの銀河ほど速い速度で遠ざかっている。だから大きさを計測確定しようがないようだ。
原子は研究が進み原子を構成する要素が「素粒子」だとわかってきた。素粒子とは、物質を究極までバラバラにすると現れる要素で、物を構成する一番小さい単位のこと。陽子や中性子を形成しているものがクォークで、これは素粒子の一種とされてる。人を含め生物を生み出すDNAを構成する最小単位も当然素粒子ということになる。
素粒子物理学は現在も色んな理論の研究が続けれら宇宙の謎を解き明かそうと世界中の科学者が取り組んでいる。いずれ4次元、タイムマシーン、光速を超える宇宙船などSFドラマ、映画、アニメで描かれた世界が現実のものになるか答えが出るかもしれない。ドラえもんや宇宙戦艦ヤマトがいつか人類の前に登場するか楽しみだが、きっと自分は生きていない。
自分は星空を眺めるのがとても好きだ。空気の澄んだ風が少々ある冬の夜が一番星が見える。都心では夜地上の明るさで星がほとんどみえない。少し郊外に出て満点の星空が見れたら日ごろのストレスも少しは解消されて癒しをもらえるかもしれない。「星に願いを」ではないが、数多の星に照らされていると感じれたら何ともロマンティックではないかと思う。