40年あまり前、通信革命の黎明期が訪れる。
移動体通信の登場でまずは自動車電話、まだ無線機の色合いが強く部品のダウンサイジングが始まったばかりで車に搭載しなければサイズや重さ的に移動できない。
数年のうちに部品の小型化が進んでショルダー型の電話が登場する。移動主体が車から人へと変化する。携帯電話の始まりだ。
映画「マルサの女」で俳優さんが車のバッテリーくらいの電話を肩からかけて出演している。
そして一層の小型化が進みガラケーが登場。続いて90年代パソコンにDOS V機が登場し、OSが米国のマイクロソフト社製とアップル社製に標準化され爆発的に広がりハードウェアはグローバル化する。ほどなくwindows 95やMACosが世界市場に提供され、パソコンによる通信環境が整う。
米国は国内のハードソフト会社の世界的供給体制を構築して人工衛星で軍事利用しているグローバル通信とGPS(位置情報)を民生用に解放した。
インターネットとカーナビが登場した。
ハードの小型化が進み、タブレット、スマホが発売され、小型端末でも様々な通信できるようになる。
日本のガラケーはここまで独自の進化(ガラパゴス化)を遂げてきたが、標準化から取り残され陳腐化し市場から消えた。
産業革命以来、通信革命は世界史的に大きな出来事と言える。そんな時代に生きている自分は歴史の証人の1人なのかもしれない。