おはようございます!
昨日をもちまして、
DACTparty presents
「Curtain Call」
全8ステージ、無事に閉幕いたしました!
ご来場くださった皆様、
応援してくださった皆様。
本当にありがとうございました!
気分も新たに、
今日からまた進んでいきたいと思います。
てことで、今日は前進するのに枷となる
人間の機能のお話。
人間は、成長したいと思うのと同じくらい
成長を嫌がります。
「ホメオスタシス」
という言葉をご存知でしょうか?
日本語に訳すと「恒常性維持機能」です。
耳慣れない言葉かもしれませんね。
これは、生物の重要な性質のひとつで
Wikipediaによると
「生物及び鉱物において、
その内部環境を一定の状態に
保ちつづけようとする傾向のこと」
とあります。
具体的に言うと
怪我をした時に治癒する力や
ウイルスが体に入った時に
排除しようとする力が
これに当たります。
僕は自分なりに
「生きていくために変化を抑えて、
最適と思われる状態を
保とうとする性質。」
と捉えているのですが
実はこのホメオスタシス、
心にも作用するのです。
嫌なことがあっても
いつまでも落ち込み続けたり
怒り続けたりはできませんよね?
それは、このホメオスタシスが働いて
気持ちを安定した状態に
保とうとしているから。
しかしこのホメオスタシス、
必ずしもいいことばかりではありません。
「生きていくのに最適と思われる状態」
というのは、つまり
「今、生きていられるこの状態」
に当たり、ホメオスタシスは
それを保とうとするわけですから、
何かに感動した高揚感や
決意に伴う前向きな気持ちも
平坦な状態に戻そうとするのです。
つまり、ネガティブなものだけでなく
ポジティブな変化に対しても
危険であると捉えて
なるべくそっちに行かないように
ブレーキをかけるんですね。
誰かの話を聞いたり、
素晴らしい映画を観たりして
「よ~し!自分もがんばるぞ!」
と、その時は本気で思っても、
一晩寝たら元の状態に戻っている。
なんて経験、
誰にでもあるんじゃないでしょうか?
それは、まさにホメッてる状態です。
知らず知らずのうちに
ホメオスタシスに冒されているわけです。
これが、人の成長にも
ストップをかけてしまいます。
「成長」とは、挑戦の先にあるもので
それは大きな「変化」です。
慣れ親しんだ平坦な状態とは
確実に違うわけですから
ホメオスタシスはそれを抑えようとします。
結果、昨日までと同じ
波乱もないけど成長もない自分が
いつも通りの生活を送ろうとします。
「生命を維持する」という意味では、
なくてはならない性質ですが
僕たちが住んでいる現代、
変化がめまぐるしいこの時代においては
ホメオスタシスに身を委ねていると
どんどん取り残されて
取り返しのつかないことになります。
いまの僕たちにとっては
「変化しないこと」こそが
命取りなのではないでしょうか。
本能に抗うなんて
とてもすごく大変なことですが
新たな挑戦を恐れて
その場にとどまるのではなく
その先にどんな成長を遂げた
自分がいるのか、それを楽しみに
僕たちは日々変化し続けていきたいですね。