およそ5年ぶりに来院された50歳台ご婦人の右上奥歯の3D画像です。

局部的に重度の骨破壊が進行しており、臨在歯(両隣の歯)にも骨破壊が波及しそうです。

ここまで骨破壊が進行すると、確実性を第一に考え抜歯という選択肢を優先せざるを得ない状況下です……

実はこのご婦人、当クリニックに最後にお見えになった5年前から今回の来院までの間、理由は不明ですが定期的に別の歯科にて診て貰ってもらっていてスケーリング等の処置を受けていたとの事です……

当クリニックに通院されていた当時、歯ぎしりが疑われたので噛み合わせを繰返し調整させていただいており、結果的に問題なく経過していた事を考えると、もしかしたら避けられたかも知れません……

「ご無沙汰致です…」のご挨拶に次いで現状況をていねいに説明させていただいたところ、後悔の念はおありのご様子でしたが、「理解はすれど納得せず」という感じ…でした……

ちなみに、反対側(左上最奥歯)の銀歯はもっとひどい状況(重度骨破壊+歯根破切)で抜歯しか選択肢がないばかりか、骨破壊が鼻腔に及んでいるのがCTで確認されました……

「浮気の代償は計り知れない…」

そう思うのは私の了見が狭いからでしょうか……

さすらいのインプランター