多くの人がそうかも知れないが、私は、人生の中で「やらなければならないから、仕方なくやる」というシチュエーションが多かった。


子どもの頃の勉強で、これが植え付けられた気がする。

宿題は、有無を言わせずやらなければならない。

何のために?自分が幸せな人生を送るのに本当に必要な事なのか?

その事がわからないままに、点数をつけられ、評価される。

悪い評価を受けるのが嫌なので、仕方なく、何も考えずに高い評価を受けられるように、高い点数をもらえるように頑張る。


そうしているうちに、人生の主体性を、自分ではなく他者に委ねてしまうように、幼い頃からなってしまった。

自分が幸せになるために、ではなく、他者からの評価を良くするために生きる、という生き方が染み付いてしまい、これを修正する事はとても困難だった。


社会人になって仕事をするようになっても、「やらなければならない事だから」やるのだ、という姿勢がどうしても抜けきらず、自分の本心からやりたい事をやる、という風にはどうしてもなれなかった。

そうなりたいと思っても、無意識のレベルでそうなれない癖がこびりついている自分がいた。


しかし最近、この悪癖が抜けて、自分が幸せになるために生きる事ができるようになってきた。

どんな仕事や行動、習慣でも、「これをする事の先にどんな幸せな未来が待っているだろう?」と考え、幸せな未来が思い描ける行動以外はしない、という風に、できるだけしていきたい、と思うようになった。


今の自分は、仕事の裁量を自分でかなり決められる仕事をしているので、そういう方向に進んでいけると思う。


AIが多くの仕事を担ってくれるようになるこれからの時代には、自分の本心を大事にして、主体性を持って生きていく、主体性を持って仕事をしていく生き方が必要になってくると思う。


また、そうした生き方こそが、人間が人間らしさを発揮して、深い幸せを感じながら生きていける生き方なのではないだろうか?


AI時代は、人間が本来の人間らしさを取り戻していける時代になっていくのではないか?と期待する。

そして、そうした時代に相応しい生き方をしていけるよう、今から取り組んでいきたいと思う。