回転寿司K、もはやファミレス??? ~頭豊見聞読 9~ | 『新しい飲食店開業』

回転寿司K、もはやファミレス??? ~頭豊見聞読 9~


あけましておめでとうございます!
北村です。

わが街、東大宮近郊には、
多くのロードサイド型すし店が
乱立しております。
その一つ、K寿司は、ちょくちょく利用させて
いただいるお店です。
休日の6時前には、待ち合いペースは
席待ちの人でいっぱいの繁盛店です。

で、そのK寿司。
最近、回る皿のネタが、ますますバラエティ化
が進んでおります。
ハンバーグ、唐揚げ、茶そば、’大学芋、パイナップル………。
そして昨年末よりさぬきうどん登場!
そんなあおりをうけてか、肝心の寿司メニュー
が減ったような、、、

そのバラエティ豊かなメニューを見て、
ふと思ったのは、
あの昔懐かしいデパートの最上階にあった
お好みレストラン!
うどん、カレー、お子様ランチ、スパゲティ、
ラーメン、寿司………。
と家族みんなで好きなものが食べられたなあ。

ここまでいくと、その回転寿司はもはやファミレス
ファミリー層の多いこの街の顧客ニーズにこたえた、
商品開発なのでしょう。

昨今の郊外ファミレスの衰退は、
回転寿司へ家族客がながれていることも
大きな要因でしょう。

さて、その回転寿司。
今後は、焼き鳥、ピザ、カレー、牛丼なんか
登場してくるのだろうか?

と、回転寿司の事を綴っていたら、
昔見た奇想天外の夢を思い出しました。

「いらっしゃい!」
〝回転寿司〟の看板に吸い寄せられて入ったお店。
でも、なにかおかしい。はてなマーク
四角いカウンターの周りを囲んで
お客がゆっくり同一方向に回っているのだ!
な、なんじゃ、と戸惑っている私に、
威勢のいい兄さんがやってきて、
「一名様、いらっしゃい!」とのかけ声とともに、
私に“はっぴ”を着せてきた。

寿司で洋服が汚れるのか?と疑問に思いつつ、
ネタを求めてカウンターに近づくと、
わかった!入店して感じた違和感が!
皿に載った寿司は確かにカウンターに並べられていたが、
なんと好きなネタを求めて、客が回っていたのだ!
これでは、回転寿司ならぬ回転客だ!

しかも、よくよくお客のはっぴを見ると、
その柄、デザイン、色が違う。
それもなんだがお金持ちそうなおじさんは
金の刺繍をほどこしたハッピ。
きれいなOLさんは、色鮮やかなハッピ。
で、私は、というと、
何じゃこの地味な色の無地のハッピは!!!
俺はゲソか!

という、しょうもない夢でした。





おすすめ本


『フレッシュレスバーガー 手作り創業記』
栗原幹雄(アスペクト文庫)

著者である栗原氏は、もちろんフレッシュレス
バーガー創業者であり、現社長です。
本書は栗原氏が脱サラして、
フレッシュレスバーガー創業の経緯を
綴ったドキュメント!
一つのお店が誕生するまでの、事細かな
数字やノウハウ、興味深いエピソードが
満載です。
飲食店開業者には、大変参考になるとともに、
すごく共感でき、入り込める本ではないでしょうか?

また、飲食店に携わる方以外にも、
仕事論として一般のビジネス書としても有益な本
だと思います。

栗原氏の言葉で、印象にのこった言葉、共感した言葉を
いくつかあげると、
〝「オリジナリティ」はお客様を増やすための戦略ではない。
  本当の意味は「半分の人に嫌われる」ということだ〟
〝仕事を「真剣な遊び」と考えている〟シャープ


今年のスタートの一冊にぜひ!