あれから気がついたら病院のベッドの上でした
病棟では携帯は禁止(任意入院ではないので)
なので、誰とも関わりも一切ない中で過ごしました。
唯一、人と接するといえば
看護師さんと、面会に来てくれた時のみ。
ただ、あたしは病院に来たことも覚えてないし
面会に来てくれた旦那に
うそつき
裏切り者
としか言ってなかったそうだ
今思えば、妻を思っての苦渋の決断だったと思う。
旦那本人が「入院は絶対させん!」て言ってたからこそ
それが今ならわかる。
当時のあたしはとにかく、追いやられた感がすごかった
たしかに腕には無数の傷があり痒い。
でも誰にも文句は言えない。
やったのは自分だから。記憶がないだけで、
確かにやったのは自分自身だから。
だからこそ辛い。
記憶がないと言っても「え?」と驚かれるのが
ほとんどだと思うけど
本当に覚えが曖昧と言ったほうがいいのだろうか。
無数の傷をつけていたとき
色んな人と電話など連絡をしていたのは
履歴などをみたらわかる。
が、何を話したか全く記憶がない。
情けないの一言に尽きる
今は一時帰宅(外泊)が許されたので
実家にてゆっくりしているが、いつもとは
やっぱり違う感覚。
落ち着かない。
治るのを期待しない。と思えば思うほど
心のどこかで
「早く楽になりたい」という気持ちが募る。