開腹手術後、ICUに運ばれそこで目を覚ました。


何時かもわからず、麻酔がきれたんだか?きれてないのか?、すげー痛くて、「痛い。痛い。」騒いでいると担当看護師、執刀医をよんでくれました。

「こことココとそこと」騒いでいると硬膜外麻酔のスイッチを私に持たせてないことに執刀医が気づいて、「持たせてあげて、看護してね。」と言っていたような...

痛い時、術後自分でスイッチを押せば麻酔薬をいれることが出来るものですが、スイッチを持ってなくては押せない。

看護師、頼むよ〜。

すげー痛いんだから。

そのスイッチもかたくて容易に押せなくて、次の日そのスイッチ部分を新しい押し易いものに替わっていました。もしかして壊れてたか?

まったく、しっかりやってよ〜。すごい痛かった。


夜9時消灯後、その看護師がカーテン越しに独り言。「あっ、マウスピース!」

どうやらマウスピースをはずさせるのを忘れていたようだ。まったくよ〜!


夜中12時頃、看護師から声をかけられる。

看護師「ずっと居ますから、何かあったら言ってくださいね。」

私「今何時ですか?」

看護師「12時です。」

私「まだ〜。夜がながい。」


痛くて、時間が経つのが遅く感じる。

寝たのかどうだかわけわからず、七転八倒、必死に過ごした夜でした。