A子って

ほーんと

あたしみたい。

とーさんとA子が談笑してて

内容が

"おねえ(おば)への不満"だった。

『○○ちゃんくっそ嫌い。マジ絶望』

…いやいやいや

絶望までしなくても、ねえ

しばらく会ってないし。

それほど

イヤな部分があるのよね、きっと。





おねえが

あまりにも子どもらちに親身に思ってくれてて

暴走…じゃなかった

親切にしてくれるとよろしくない気がしてたので

おねえに

「今おねーさんたち、思春期で多感だから
気にかけてくれるのはありがたいし
何かあったら相談に乗ってあげてほしいけど
今、おねーさんたちは
特にA子は
おねえのこともウザって思ってるから
けしておねえから先に手を差し伸べないで。
良かれで動くと逆効果なの。
前は先回りして丁寧に伝えて来たけど
もう本人たち、余暇活動も自分らで充実させてるし
家のことも自分らで考えて工夫してる。
あたしがいる・いない関係なしに
自立、妨げるから。
大人が先にアドバイスしたら本人絶対怒るから
訊いて来たことだけ
困った時に困った言って来た時だけ
応えてやって。
おねーさんたちがいつでも連絡できる
心許せるおねえでいて。
おねーさんたち、可哀想じゃないから。
あたしができるだけ教えるし見せるから。
おねえからは
あーするといい、こーするといい
それはどんな理由があるからだよって
先に手や口を出すのだけはやめてあげて。
お願いします」

って

昨日おねえに電話で話したばかり。

しかもあたし

かなり真剣に

めっちゃんこ頑張って

必死に説得したばかり。

おねえ

『やってあげなきゃ私の気が済まない』

って言うんだもん。

正直に言うと

おねえに納得してもらえるように説得する時と

とーさんといる時と

あたし

気持ち悪くなって

ものすごく胃が痛くなるの。

ごめんね。

とっても感謝してるんだけど

ごめんなさい。

でも

やれることはやってくから

触れないで

そっとしておいてほしいよ。

おねーさんたちのこと

よっくとお願いしておいてよかった。

油断はできないけど。