腹が立ってたといえ

ついうっかり口に出してしまったとはいえ

反省した様子だったとはいえ。

「自分を正当化するな」

「俺は外で働いてるんだ」

「家のことは全部お前の仕事だろう」

「薬飲んでるから覚えてないって言えば済むのか
これから気を付けますって言えないのか」

「うつって言えば何でも済むのか
んなもん知らねーよ」

って言われたことが

頭から離れない。本音だったんだから。

あたしは、思ってたよりショックだったらしい。

元日のように喧嘩して飛び出す、とかじゃなくて

円満に別れたい、と思う。

あたしに育てる能力がないのなら

子どもたちは置いてってもかまわない。

近くに住んで、いつでも会えればいい、と思う。

とーさんとは

たまに子どもたちの相談して会う方が

仲良くやれる気がするし

病気でもなくて、働いて、家事もこなして

家を常にきれいにして、子どもの障害も理解して

にこやかにお喋りして、優しくお世話して

旦那様をたててくれる人がいれば

そんな人と再婚して

幸せに暮らせばいいと思う。

とーさんの部下だった時の方が

いい関係だった。

あたしはとーさんに、評価されていた。

専業主婦は評価もされないし、対価もないから

表も裏も、見ようとしなければ

理解してもらえない。

昨日、大先輩母たちに元日の話をしたら

「アルコール飲んで暴力振るったりしない?」

って心配してくれて
(それはない。飲んだら陽気になって変になるけど)

「暴力振るわれたの?」

…いえ、多分殴りたかったけどできなくて
椅子を叩きつけたり
テーブルにパパ、自分の頭打ちつけてました

「手をあげなくても、大きな音や声出したらDVよ」

って言われた。

あたしも怒鳴ってたし

とーさんを訴えようなんて思ってないけど

あたしが愚痴っても

愚痴大会にしないで話を聴いてくれて
(根掘り葉掘りでもない)

「理解がないというのが一番の悩みなんでしょ?」

って的を得た言葉を言ってくれて

「お子さんいるから、再構築がんばってね」

って励ましてくれて

困ったら建設的にアドバイスしてくれる

知識や知恵があるのに

隠しもしなければ

ひけらかしもしない

「いつでもいらっしゃいな」って感じの

母も主婦も大先輩で

孫の面倒やボランティア活動もバリバリだったり

仕事もしながらだったり

得意・不得意なんて構わず

好奇心旺盛で

何を話しても返ってくる

こんな頼もしい方々にも恵まれて
(主に40代~70代)

そんな方々に

「めーちゃんなら、私が一緒でもそうでなくても
関係なくいいお付き合いできると思って」

って

あたしを紹介してくれた支援学級のママ友にも
(高校の教師)

感謝しています。

とはいえ。

ひとりで生きていきたいわけではないので

とーさんとの仲を新たに作っていくことで

あたしなりの「家族」を築いていくことを

最優先にしたい。

それで、どうしても無理って思ってから

その先に別れがあるかもしれないけど

この思いは

折を見てとーさんには伝えておこう

と思う。

元日から一週間

今のところ家事はがんばってこなしてるけど

「とーさん帰って来るから早く!」

って

子どもたちを急かしてしまう

あたしも焦ってしまう。

「やって当たり前」の家事をして

「やって当たり前」の子どもの相手をして

「やって当たり前」の新しい教育支援計画を

学校に受取に行って、目を通して、サインして

コピー取ってから明日届けに行くと思うと

今までも、今も、虚しいばかりで

とーさんに怒られないように怒られないように

ってやることは

何もかも、楽しくない。

でもそんなこと言ったら

仕事なんだから楽しくなくてもやるもんだ

って

とーさんに言われることは容易に想像できるし

無理してがんばってたら

とーさんは

結局やりゃあできんじゃん

って思うだけなんだろうな。

とーさんが

あたしが喜ぶと思って

みんなで出掛けようかと提案してくれたり

子どもが寝た後にってデザート買って来てくれたり

とーさんなりに色々考えてくれてるのは有難いけど

みんなで出掛けるのも、一家団欒も

あたしが憧れてたもののはずなのに

昔を思い出して苦しいこととか

寝る直前にシュークリームとかプリンとか

食べたくないし、好みじゃないのもあるし

あたしの気持ちは

わかってもらえないんだ…

今までの中で

本当のあたしなんて見ようとしてなかったんだ…

って寂しい気持ちになります。

でも、どうやって伝えたらいいかも

あたし、わかんない。

伝えたらとーさん

怒るかもしれないし、困るかもしれない。

何より

「じゃあどうしろってんだよ」

って言われたら

あたし、答えられない。

だから、これはまだ言えない。