神神の微笑(芥川龍之介)
概要
日本人の自然信仰と八百万の神、外来のモノ(物質的なものだけでなく宗教などの精神的なものも)を作り替えてしまう土着力、太古の昔から守ってきた独立自尊の精神、生き方について、鎖国前の日本に馴染めないキリスト教宣教師(オルガンティノ)を主人公に表現している。日本を鋭く洞察した大作。

最近読んだ本
日本人はなぜ日本のことを知らないのか(竹田恒泰)
概要
日本は世界最古の国民国家で、紀元前660年、神武天皇が即位した時からはじまる「万世一系のスメラミコトの国」である。このことを知らない日本人は多くいる。これは学校では教えないからだ。太平洋戦争後、連合国は、将来にわたって日本が歯向かうことが無い様に日本人を骨抜きにする教育を開始した。日本人と神道を断ち切り、建国と神話の教育をやめさせて日本人の心から日本人の精神を抹消した。戦後70年以上経過し、連合国の目論見は達成されつつあるのではないか。100年がかりで骨抜きにされつつあるのではないか?
日本人の精神的気質の根底には日本人の価値観がある。それは主に1自然観(四季があり自然災害も多い八百万の神が生まれ崇拝されてきた)、2生死感観(いかにして生きるか)、3歴史観(独立自尊のために日本の成り立ちとそれを守ってきた先人達の努力)がある。そろそろ日本人に教育を取り戻し、
神話を学び日本人の価値観を取り戻してほしい。教科書を変えるだけで30年後には日本人一人一人が輝きを放っているに違いない。幕末の日本人が雄雄しかったように。

明日から部下にイライラしなくなる本(高橋克徳)
概要
「孤立する上司」はたくさんいる。こういう上司から卒業するために、部下との向き合い方を真剣に考えるべき。部下のちょっとした言動にイライラし、気がつくとやりとりが苦痛になっていたり、仕事も上手く回らなくなっていたり、上司でいることがもう辛いという人は多い。かつて、会社と従業員との間に強い主従関係が成立していた頃は部下はどんなパワハラを受けても指示どおりに動いて全体として上手く回っていた。部下は納得いかなくても、上司の言うことを聞いていれば、終身雇用が保証されていたから逆らわなかった。しかし、今は違う。各々が違う特徴を発揮し、効率化を推し進め、生産性を上げていく世の中に変わっている。そう言う状況で自分のコピーを作ろうとする前近代的な上司も存在する。こういう時代錯誤的なことをやっているから、部下にイライラしてしまう。

 部下にイライラする前に、以下の努力必要
・部下と信頼性関係を築く
・部下に高すぎる目標を設定し過ぎない
・ちいさなことで部下を否定しない
・負の感情をばら撒かない(部下や上司の悪口を
 言わない)=部署全体として、良い感情を生み出
 すことが、仕事なのに、真逆のことをしては
 いけない。
・強烈なリーダーシップは不要、上司は組織の
 中の一つの役割に過ぎない。信頼されること
 が、重要。
・スキルを伝える以上に経験を伝える

 組織の中で、人の上に立ち、大きな成果を上げることも立派ですが、部下はその上司に心からついて行った訳ではない。ただ、逆らえなかったからついて行っただけ。部下の多くが、こんな人だったら、上司と言う立場でなくなったとたん離れていく。人を支えること、人を育てること、このことに喜びを感じられるようになれば、上司として苦労することの価値に目覚めることができる。