今回は直接攻撃兵器編。




①打撃兵器



兵器、というか日常品が当てはまる。


「G」のすばやい動きに対して、振り下ろされる兵器の数々。新聞紙、スリッパ、雑誌などなど。


側にあるものは大概が打撃兵器となる。ただ、使い捨てできるものが好ましい。


おすすめはやはり、新聞紙。すぐに手に入り、捨てられる手軽さがよい。


夏場は丸めたものを5~6本部屋に準備しておくと、「G」遭遇時にもあわてずに済む。


あとは、牛乳パックなどを切り開き、棒状にしたものもおすすめである。


同じく、手に入りやすい、捨てやすい。そしてスナップを効かせて打ちやすく、すばやい「G」も避けることはできない。


メリット

○薬剤を使わず、クリーンな戦闘が可能。

○準備しておくことで、すぐさま反撃に移れる。

     


デメリット

○叩く力が強すぎると、●●が飛び散ったり、●●が●●したりと悲惨な状況になりかねない。

○一撃目を逃すと、逃亡を許す可能性が高い


評価

基本となる攻撃パターン。この攻撃ができないようでは、目の前に「G」がいても見てみぬ振りをするしかない。やはりなにを武器にするのかという素材選び、すぐに取り出せるよう準備をしていることが重要。あとは、スナップを効かせて、「G」に察知され逃げられる前に叩くという練習あるのみ。


総合評価☆☆☆☆



②スプレー兵器


ゴキ○ェット、フマ○ラーなどの、いわゆる殺虫剤系。 


逃げる隙を与えない、瞬殺をうたう商品が多いが、実際即死に至らしめることは、ほぼ不可能。


噴射の勢いを借りて、光速で逃げていく「G」がほとんどであろう。


完全沈黙までには、少なくとも5~10秒は連続してスプレーを当て続ける必要がある。


隙間へ逃げ込んだ「G」に対してダメージを与えられることに、多大な威力を発する。


また、ライターなど火器との合わせ技で「火炎放射器」へと進化も可能だが、火災の危険性、スプレー缶への引


火の恐れが多いので、絶対にしてはいけない。


経験者が言うのだから間違いない。


メリット

○ある程度、距離を置いて攻撃可能。

○隙間へ逃げ込んでも、追撃ができる。


デメリット

○薬剤を床や壁などに撒き散らしてしまう。

○スプレーの噴出に驚いて、いつも以上の速度で「G」が移動してしまう。

○打撃兵器に比べて、コストはかかる。


評価

これまた、直接攻撃のメジャーな戦闘方法。とくに女性には欠かせないものではないだろうか。先述通り、瞬殺は不可能だが、逃げていく「G」を追い回していけば、確実に昇天させることができるであろう、強力な兵器。個人的な感想として、家で見かけるものは、殺虫剤への耐性が強いが、屋外の「G」は耐性が低くあっさりとひっくり返ることが多い。一家に一本は必須のものであろう。決してマンホールなんかに噴射しないように。


総合評価☆☆☆☆☆



③特殊攻撃兵器


氷○ジェットといった、冷気で動きを止めて仕留めるもの、アルコールで急性中毒を起こし死に至らしめるもの、


洗剤で窒息死させる、などなど。


他にも熱湯、ヘアスプレーなどがあげられる。


これらの方法は、基本的に人体への影響が少ないものを使用することが多い。


洗剤や熱湯などは台所で出たときに非常に有効な方法である。


また、消毒用のアルコールなども「G」に対して効果を発揮する。


ただ、一部を除き、「G」専用ではないため、命中させるには熟練の腕が必要となってくる。


とっさの判断で使用することができるよう、シミュレーションが欠かせない。


メリット

○薬剤でないため、「G」撲滅、その1点だけに集中できる。

○簡単にふき取ったりすることができるため、後片付けなど楽。

○日常品で殺った!という高揚感、満足感がある。かも。


デメリット

○「G」へ命中させることが難しい。

○こんなものを使うなら、専用のものを買ったほうがはやい、って言われる。


評価

あくまで補助的、「G」専用兵器が身近にないときの攻撃方法。専門的なものには劣るであろう。しかし、知っていて損はない。むしろ私はこのようなもので「G」を撃退してこそ、一人前ではないか、と思う。なんの一人前かと聞かれれば、返答に困るが…


総合評価☆☆



とりあえず、思いつく兵器の数々。他にも、「G」を寄せ付けないようにする非常に平和的なものも存在する。


それについては、また次回。


たまにはMUSICでも。

「G」との戦いで、頭の中に響く曲。

その壱。



その弐。




その参。




なんか、こう、やったるって感じになる。

ありがとう、日本代表!!




いやー、感動した!


出張先の横浜で見させていただいた。


駒野を責めるヤツは私が許さない!


って、だれも責める人間なんていないだろうけど。



守備はWカップ4試合戦って、たったの2失点。


世界に通じるディフェンスだと思う。


やはり、足りなかったものは攻撃力



というわけで、今回は「G」に対して攻撃をする、武器をいろいろと紹介したい。


それぞれのメリット、デメリット、総合評価をつけてみる。


なお、これらの情報はネット等で得たもの、評価は個人的な経験、感情が絡みまくっているので、あくまで参考程度に。




今回は、間接攻撃兵器編。



①毒霧兵器


バ○サンなどに代表される、殺虫成分を含んだ煙を部屋中に充満させて、死滅されるもの。


もちろん、「G」以外の虫にも効果覿面。


人間にも効果覿面、すぐ逃げろ。


まさに、無差別テロ。


メリット

○一斉に、簡単に駆除ができる。

○隙間に隠れている「G」にも効果あり。

○直接対決をしなくてよい。


デメリット

○家から外へ避難し、また戻ってくる「G」あり。

○卵には効かないため、孵化するタイミング(2~3週間後)を狙って、もう1度する必要がある。

○食器や布団など薬剤が付かないようカバーなどする必要がある。(ガス検知器なども作動する)

○一軒家だと、いくつも必要になってくる。


評価

一時しのぎならば効果はあるかもしれない。が、これのみで完全駆除は難しいと感じる。でかい家だとたくさん使わなければならないし、2階建ても、いっせいにしなければ、どこかへ避難してしまうだけ。

一人暮らしのワンルームならば効果UPは望めるかもしれない。しかし、いかんせん使用した後の片付け(食器をあらったり、布団干したり、洗濯したり…)がめんどくさい。大量にやりすぎると火事と誤認される可能性あり。


総合評価:☆☆




②毒餌兵器


ホウ酸団子、コン○ット、ゴキ○ジャムなどに代表される、毒入りの餌を食べさせて死に至らしめる罠。最近は、


食べた「G」だけでなく、その「G」の死骸、糞を食べた「G」にまで効果があるものが主流。


一粒で二度おいしい、グリコみたいな兵器。


メリット

○設置が簡単、コストもそんなにかからない。

○巣ごと消滅できる。


デメリット

お馬鹿な  可愛いペットや子どもが食べようとして危険。

○効果が目に見えづらい。

○「G」は学習能力が高いため、覚えられると食べなくなる。

○各「G」(種類や大きさ)のタイプ別になっているものもあるので、適したものを選ぶ必要がある。


評価

ペットや子どもが食べたり触るような場所にさえ置かなければ、効果は期待できる。ただ、「G」に対しての誘引効果があるので、自ら「G」を呼び寄せる、ということになるので、そこを我慢できるかどうか。(ただし、誘引効果は2~3mなので、屋外の「G」をわざわざ呼び寄せているわけではないらしい。)設置をするなら、各部屋、「G」が現れそうな場所(台所、トイレ、洗面所の水周り、狭い隙間、生ゴミを捨てるところ等)に一度に設置することをおすすめする。


総合評価:☆☆☆☆




③粘着式トラップ

ゴキ○リホイホイに代表される、餌で誘って、強力な粘着シートで捕獲する生け捕り専用トラップ。


「G」が入りやすいような入り口、油をふき取るための足拭きマットなど、細かい配慮がにくいぜ、こんちくしょう!


メリット

○設置が簡単。

○見た目に効果が分かる。分かりすぎる。

○生け捕りにできたら、拷問を楽しめる。


デメリット

○下手したら「G」がいっぱい…なんてことがあるかもしれない。

○確認のために至近距離で「G」を視認しなければならない。

○ちゃんと入り口に入ったのに、出口から華麗に出てきた「G」を見ると、精神的にパニックに陥る。


評価

捕まえた「G」をじっくり観察したい★という見た目重視なお洒落な小悪魔ちゃんなら、おすすめできる。が、まず一般的に気休めでしかないだろう。前述の通り、「G」はなかなか賢い。トラップにかからなくなる可能性もあり、単体にしか効果がないため、家に住む「G」の駆除という問題の根本的な解決にはならないだろう。間接攻撃なのに直接見なければならないという矛盾に、個人的に納得いかない。


総合評価:☆




④暗殺部隊


「G」の天敵、とも呼ばれる「アシダカグモ」を飼いならす。


「G」に負けないすばやさで「G」果てはネズミまでも捕食してしまうプレデター。捕食中に新しい獲物を見つける


と、すぐさまそちらへ狙いを定めるという、ハンター中のハンター。


こんな頼もしい暗殺部隊がいてくれたら、きっと家中の「G」は消滅するに違いない。


しかも、アシダカグモは毒もなく、人は襲わない。


消化液には強い殺菌能力があり、また自身の脚などもこの消化液で手入れを行うため、病原菌の媒介などにも


ならない。


古来より益虫として重宝される。


メリット

○なにもしなくても、「G」を食べてくれる。

○費用0、維持費0、とってもエコ。


デメリット

○その姿が「G」に負けず劣らず、グロい。


評価

個人的にデメリットがでかすぎる。蜘蛛大好き、って方なら非常に有効な手段。ただ、隙間からでてくるアシダカグモは、「G」がでてくるそれに匹敵する衝撃であろう。(詳しくはwikipedia参照。)


総合評価:?



こんなところであろうか。




次回は直接攻撃兵器編。

友人宅に避難し、情けなさと復讐心でいっぱいになっていた私。


「G」と戦う為に。


手に入れた男の城(家賃3万円)を守る為に。


再び、自宅へと戻ってきた。



玄関に立つ私の両手には、大きな袋が2つ。



そう、対「G」兵器を、これでもかというくらい、買い揃えてきたのだ。


地元を離れる際、「何かあったら使いなさい」と親父からいただいた、お金。


それを使わせていただいた。



親父殿、今がそのときですよね、見ていてください、私の戦いを!!!




玄関の扉を開ける。


慎重に、そっと開ける。と同時に部屋中を見回す!


見回す!もう、舐めるように見回す!!



とりあえず、目の届く範囲に「G」らしき姿は見えなかった。



よし、戦闘開始だ。


袋からとりだしたのは・・・


バルサン×3!!



たかが一人暮らしの部屋に3つはやりすぎではないかとも思ったが、念には念を。


あの規格外「G」を甘く見ることはできない。


3つを等間隔に並べ、一度に始動!


噴出す煙!!


やはり3つは尋常じゃない煙の量だ、人も殺せるぞ!



くっくっく、苦しみながら、もがきながら逝くがいい!



「てめーは 俺を怒らせた」




颯爽と出て行く私。



そして、再び友人宅へ。


「理由は聞くな、もう一晩とめろ」


引きつる顔の友人を尻目に、私は勝利を確信し、深い眠りについた。





翌日、自宅へと戻る。


昨日と違って、意気揚々と玄関を開ける。


意外にも煙はおろか、匂いは残っていなかった。


しかし、あのバルサンを3つ、この狭い部屋で起動させたのだ、この部屋で生き残った生物は皆無であろう。


そう、思い込んでいた。



油断


慢心


過信



「G処刑人」になりたての私、やはり心の隙があったのだろう。


まったく無警戒の私、トイレのドアを開ける。


ガチャ・・・


フッと目の前を落下する物体。


足元に落ちる物体。


「G」だった。


人は、真に驚いたとき声が出ない、ということをはじめて知った。



どういうことだ、なぜ、「G」がまだ、いるのだ…


いや、生きているのだ!?


涙目の私、殺虫スプレーを取りにもどる。


Gは平然とトイレの床を歩き回っている。


私の中で、何かが切れた。


てめーは、この「G処刑人」がじきじきにブチのめす!



殺虫スプレー、タイル張りのトイレ、ポッケに入っていたライター!


この3つが組み合わさるとき!


史上最強のG兵器、「火炎放射器」の完成だ!!!


ライター着火!!


スプレー噴射!!


ぶぉぉおおおおおおおーーー!!


吹き出る炎!


逃げる暇もなく消し炭になる「G」!


高笑いする私!


うん、やりすぎだ。


危険すぎる。素人は真似してはいけない。



まぁ、そんなわけで、沖縄「G」に勝利した私。


童貞を捨てる前に、別の童貞を捨てた。


その日以来、幾度となく沖縄「G」と争ってきた。


殺虫剤では死なないタフさ。


人に向かってやたら飛んでくる攻撃性。


Gホイホイの中を華麗に通過するスルースキル。


そんなニュータイプ「G」との対戦は、確実に私を強くしていった。



懐かしくも、あまり思い出したくない過去。


これが、「G処刑人」の誕生秘話。


終わり









日本決勝トーナメント進出おめでとう!!




というわけで、今日は、私が「G処刑人」となった経緯について語りたい。




あれはちょうど10年前…私が18歳のとき。


高校を卒業し、単身沖縄へと移住した。


すでに夏の様相を呈した沖縄の5月某日。


夜、部屋でひとり暮らしライフを満喫している途中、事件は起きた。


押入れの扉に見慣れない、黒いしみ。


なんだ?近づいてみてみる。


5m、3m、1m・・・




びゃあ゛ぁ゛゛




マスオさんもびっくりの叫び声を上げてしまった、初々しい私。


沖縄型「G」との初遭遇であった。



地元宮崎で見慣れていたものとは、全てが違う。


色、艶、でかさ、グロさ、全てにおいて宮崎「G」を超越していた。


こんなに接近しなければ気が付かないほど、それはもう、別の生物といえる容貌であったのだ。


後ずさりしながら、念のため購入していた殺虫スプレーに手を伸ばす。


沖縄「G」に今のところ、動く気配はない。


未知との遭遇に、喉は渇き、足は震え、心臓は早鐘を打つ。


逃げたい。どうしようもなく。


だが、自分に言い聞かす。




逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・




碇シンジくんとシンクロする私。


動かない、「G」。


いけ、いくしかない!!


極悪な「G」目がけて、スプレーを噴射!!


目にも止まらぬ速さで逃げ惑う「G」!


この巨体で、このスピード!まじで過去、どの「G」よりもやばい!!


部屋中央から壁へと逃げていく「G」


そして…私は悪魔をみた。いや、魔王だ。


魔王のマントが、ひるがえった。漆黒のツバサを広げて、「G」は


飛んだ!!


私めがけて、



I can FLY!!!!!



といわんばかりのダイビング!!




びゃあ゛ぁ゛゛



マスオ、再び。


かろうじて「G」の特攻(ぶっこみ)を回避した私。


もう、戦意喪失だった。




財布だけを握り締め、友人宅へ転がり込む。


「理由は聞くな、一晩泊めろ」と。


完全なる敗北だった。惨敗、どころではない。


屈辱、憎悪、後悔、様々な感情が渦巻く。


その日以来、孤独なファイター「G処刑人」としての戦いが幕をあけた。





つづく