平成27年4月8日午後1時30分、東京家庭裁判所内で「長女J」と「次女H」の尋問が始まりました。

 

開廷後、まずは長女Jへの主尋問が行われました。

 

虚偽内容だらけの長女Jの答弁は、以下の通りです。

 

■2012年9月3日午後1時5分、長女Jは、夫と一緒に経営している「MS歯科医院」から、父の住む世田谷の自宅に「戸籍謄本」をFAXした。

 

■M尾N男法律事務所のスタッフが父の戸籍謄本を取り寄せた時に、「父と孫(私の長男)が養子縁組を行っていた」ことが発覚した。

 

■父に電話をして、「なぜ養子縁組をしたのか」と質問したところ、父は「長男(私)から孫(私の長男)の学費を出してもらいたいと言われた」「(長男は)多額の借金を抱えていて子供の学費が払えないので、親父に頼みたいと言われて署名した覚えはある」と言っていた。

 

(事実)

クリニック開業直後であったため、確かに私には多額の借金がありました。

 

しかし、養子縁組を行った「平成24年5月8日時点」で、私の長男はまだ11ヶ月。

 

とても「学校」や「習い事」に通わせられる年齢ではなかったので、私達夫婦が学費の心配をする事など、全くありませんでした。

 

■東京で、父は新しい遺言書の作成を進めていた。

 

■しかし、なかなかことが進まず、父から「誰かいい先生はいないか」と相談されたため、自分の夫と同じロータリーに入っている「M尾N男弁護士」を紹介した。

 

■遺言書は、上京して来た「M尾N男弁護士」と父が話し合って決めており、長女Jや次女Hが作成に関与した事実はない。

 

(事実)

父は、悪徳弁護士「M尾N男」と、1度だけ東京のホテルで会っていたようです。

 

しかし、その時はまだ顔合わせ程度で、何の資料も揃えていなかったため、遺言書の内容を決めるところまで、話をする事は不可能だったはずです。

 

■父宛てにFAX(資料①)を送ったのは、父が長男(私)以外の子供達(J&H)に遺産を渡したいと言い出したので、「そんなものをたくさん頂いても、私達が困る」という事を父に訴えるためであった。

 

(事実)

Jから父に送ったFAXは「遺産は『J&H』の2人が受け取るので、不要な物は出来るだけ早く処分しろ」と言う内容でした。

 

(資料①:長女Jが父に宛てたFAX)

 

■父が作った「新遺言書」の代金は、一度「長女J」が立て替えている。

 

■立て替えたお金は、後に父から「Jの口座」宛てに振込まれている。

 

■長女Jが一旦「請求」を立て替えたのは、夫の知り合いである悪徳弁護士「M尾N男」への支払いは、早く済ませた方がいいと思ったからである。

 

(事実)

M尾N男事務所からの連絡書の宛名は「長女J様」と記載されている。

 

また、M尾N男事務所側はFAX内で「支払いはどちら様宛てにご請求申し上げてよいものか」と困惑していた様子が伺える。

 

この事からも、今回の新遺言書の真の依頼者は、「長女J」だったと考えられる。

 

(資料②:M尾N男事務所からの連絡書)

 

■長男(私)は、「J&Hが記銘力、判断力が低下した父に強要し、離縁届を作らせた」と主張している。

 

■平成24年10月12日の時点で、父にはそのような症状は認められていなかった。

 

■「離縁届」を提出した日、父が長女Jに連絡をして、「出してきた」「これで肩の荷が下りた」と話していた。

 

(事実)

父が本当に離縁を望んでいたのなら、父が当時よく連絡を入れていた私の代理人「友人M弁護士」に電話をすれば良かったはず。

 

せっかく作った「新遺言書」を無効にさせないために、「J&H」の2人で「離縁届」を偽造し、父に役所へ提出させたのだと思います。

 

■父親が亡くなったあとに、この「養子縁組無効確認訴訟」を「J&H」の2人で提起しようと思ったのは、「父の強い意思を継ぎたい」と思ったから。

 

■話し合いが出来ない人間になってしまった弟(私)を、こうして法律の力を借りてでも、何とか父の意思を達成させたいと思い、今日この場にやって来た。

 

(事実)

「J&H」が自ら行った犯罪行為を「なかった事」にするためには、元々存在していた「養子縁組」自体を無効にすればよいと考えたのではないかと思っている。

 

この後、私の代理人達の「反対尋問」が始まりました。