息子が産まれた日の産まれた時間に





息子を抱きしめて話をした





あたし「7年前のこの時間に産まれたんだよ。皆が病院で産まれる瞬間を待ってた。早く会いたいと待ってた。産まれた時にじぃじもばぁばもちゃぁちゃんも皆が泣いて喜んでた。」
(今年ゎ誰もおめでとって言ってこなかったけど)


息子「いち…なな…さん…ご?」


あたし「5時35分だよ」


息子「うんっ大切な時間だね」


あたし「お誕生日おめでとう。産まれてきてくれてありがとぉ」


息子「えへへ」





最近ゎ男らしくなってく年頃だし





プライドや恥じらいを傷つけないように





あまり抱きしめたりしない。





寝ている息子の頭をなでたり





起きている時にゎふざけ合う程度で





下手に抱きしめたりベタベタして





嫌われんのもやだし





小学生って子供から男へ、大人へとステップアップしたがる年頃だから





なるべくそれに応じて対応するようにしてたから





久しぶりに抱きしめたな。





息子もなんだよ~みたいな顔して照れてたから来年ゎもぉ無理かもな…





赤ちゃんの頃ゎあんなに小さかったのに…今ゎこんなに大きくなって。





この7年間いろいろあったもんな…





毎日が戦いだった。





息子と二人で生きていくと決めたのもこの日。



例え何度結婚しようと(もぉ二度と結婚なんてしたくないけど)離婚しようと





あたしと息子と二人で生きていくと決めたんだ。





それから人生の終わりを感じたのも、あたしを変えたのもこの日。





何年か前、息子の誕生日祝いをしたくて仕事を早退して





夜勤あけで旦那が寝ている間に準備して





仕事の前にお祝いと思って





旦那にも知らせずに帰ったら





元カノを家に連れ込みやり終えた後だった。





何かが音をたてながら崩れていくのがわかった。





修羅場って修羅場って意識も遠のいたまま保育園に息子を迎えに行った





いつまでも止まらない涙を見て心配そうにティッシュをくれた息子





そのまま心中しようかと思った。





浮気されたのゎ初めてぢゃないけどその場を目撃すんのってまた別格だよね。





それによってあたしの中の何かが変わり始めた。




それから家族って形だけって思い知らされたのもこの日。






いつも義実家でゎ旦那家族や妹の旦那、うちの子供達まで誕生日を祝ってくれるんだけど





あたしと息子だけ祝ってもらったことゎない。





他人ってことだよね。





それに気づいたのもこの日。





なんかあんまりいい思い出ないけど。





でもこの波乱な人生を一緒に歩んできた





これからゎ波乱な人生より平穏な人生がいいけど





これからも一緒に歩んで行く。





毎年のように起こる不幸の台風が今年ゎないまま過ぎて行きますように…





そぉ願いながら今年も無事誕生日を終えた。





来年ゎどんな誕生日なんだろう…


来年ゎどんなお話ができるかな…




7歳おめでとう。
いい歳になりますように。