トラウマ・心の傷専門
i カウンセリングの下村幸子です
先日からうつ病について
あくまで私見ではありますが
私がカウンセリングをしていて感じていることを
書かせていただいています
前の記事はこちら
↓
『うつ』について①～うつは高性能な制御機能が発動した状態～
『うつ』について②～あまり知られていない症状【感覚過敏】
第3回目はトラウマ・心の傷との関係についてです
こちらは前回②の記事中で
別章で書きます～と申し上げたことにも触れます
うつの原因としてよく挙げられるのは
睡眠不足
仕事のストレス・過労
人間関係
家族関係
事件や事故に巻き込まれたことによる精神的ショック
などです
うつになりやすい性格傾向なども
ネットで調べれば出ていると思います
真面目な頑張り屋さんが多いですね
それ自体が悪いんじゃありませんよ～
“かなり無理して”頑張りすぎてしまうと
大変なことになってしまうのです～
甲状腺などのご病気の一症状として起きる場合もあります
↑ この場合は別の対処が必要です
これらは直接的な原因ですが
多くのうつのクライエント様は
その裏に
トラウマ・心の傷を抱えていることが多いのです
その部分をしっかりみていかないと
再発したり
別の症状として現れてきたりします
あ
①でも②でも書いていますが
基本的に症状は
“自分をいたわってよ～”
“大事なものを見つける時が来てるんだよーー！”
っていうサインなので
悪者扱いはしないでくださいね☆-( ^-ﾟ)b
さて
トラウマ・心の傷がどの様に裏に隠れているのでしょう？？
まず大前提として
魂はもともと
“命というものは尊厳をもって存在している”
ということを知っているのだと思います
大事にされるのが当たり前であるということです
これはワガママとか横柄なのではなく
自分も他の人々も生きとし生けるもの全てが
尊厳をもった大事にされるべき存在だということを確認するためにも
とても大切なことです
「他の人は大切にされるべきかもしれないけど
自分はそんな大切にされる様な存在ではない」
と仰る方が多いですが（ｉ＿ｉ）涙
いいえ、例外はありません
あなたは大切にされるべき存在です(*^o^)乂(^-^*)
そこをまずお伝えしておきます！！
トラウマ・心の傷は何かに巻き込まれた時に
自分では対処できず
圧倒されてしまった時に抱えます
なので自分のことを
無力だ
と感じる様になります
そして
無力な自分など価値がない
と感じる様になっていきます
でもそこで魂は諦めたりしません
なんとか自分の存在価値と尊厳の回復を図ろうと頑張ります
そこがまずスゴイところなのですが
トラウマを抱えたままだと
存在価値を確認する方法やその程度に問題が生じます
自分を犠牲にして人のために尽くしてしまったり
理不尽な目に遭っていても
我慢できない自分が根性がないのだと自分を責めて限界を越えても耐えてしまったり
人に頼ることが罪悪だと感じ助けを求めず無理してしまうのですよね…
しかも無価値観が無意識の中に横たわっているので
やってもやってもまだまだまだまだ足りない！！！
と思ってしまうんですね
そして疲れ果ててしまうのです
そこには自分をいたわる
自分を大切に扱ってあげる
という視点がごっそり抜けています
本当はそれこそが大事なのですが
まるっと抜けちゃうのがトラウマのコワイところです
自分を大事にするということは
自分勝手とイコールではないのですが
そう感じてしまうのですね
でもあまりにぞんざいな扱いを受け続けていると
自分の中の
“自分を守ろうとする自分”が
主張をはじめます
その主張が“症状”です
自分を大事にしてあげられればいいのですよね
そうすれば
“自分を守ろうとする自分”は安心します
そして主張をする必要がなくなりますので
症状は和らいでやがてなくなっていくのです
『うつ』について②の記事で
脳がフィルターを張れず視覚や聴覚刺激がキツい時に
外側にそれを作って守ってあげることが大切と書きましたが
それは守ってもらえたという経験が
大切にされたという実感を得られることになり
そのことが尊厳の回復になるからなんですね
まぁ…
それができれば苦労はないのですが
このトラウマ・心の傷の厄介なところは
アタマではそれを理解して大切にしようとしても
そこで何故か罪悪感が出て来てしまって
“大切にしようとすると辛くなる”
というよくわからない状態に陥ってしまうところなんです
結果
大切に出来ずにまた自己犠牲に進んで行ってしまう…
結局そこをなんとかしてあげない限り
サイン・主張としての症状はお知らせするべく
繰り返し手を替え品を替え現れてきます
だからしっかりと
過去に抱えたトラウマ・心の傷を癒してあげることが大切なのですね
i カウンセリングがトラウマを専門としているのは
根本に焦点を当てなければ
ぐるぐる症状を長引かせるだけだと思っているからです
過去に抱えたトラウマ・心の傷についても
たくさん書きたいことがあるんですが
長くなりましたのでまたにします
ここまでお読みいただありがとうございました！
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