『うつ』について②〜あまり知られていない症状【感覚過敏】 | 全国どこからでもFAP療法によるトラウマ解放カウンセリング  i-counseling つくば☆茨城

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トラウマ・心の傷専門カウンセリング
iカウンセリングの下村幸子です

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先日からうつ病について
書かせていただいています
私見ですが
私がカウンセリングをしていて
常々感じていることです

前の記事はこちら→『うつ』について①~うつは高性能な制御機能が発動した状態~

今回はシリーズ2回目
【感覚過敏】についてです

うつに苦しまれている多くの人が感じているのですが
DSM(アメリカ精神医学会精神疾患分類と診断の手引き)の診断基準にないからか
あまり書かれていない・知られていない症状です

うつの方は
「音がうるさく感じる様になってしまった」
「なんだか光が眩しくてツライ」
「人混みとかいると具合が悪くなる…」
などの症状を訴えられることがよくあります

刺激に対して敏感になっているんですね

人間の脳は元気な状態なら
自然と五感(いや六感かも)にフィルターを張っていて
必要な情報と不必要な情報を振り分けて
必要な情報だけを受け取っている様です

ところがうつになると
脳が疲労を起こしている状態なので
うまくそのフィルターを張り続けるのが困難になります
ぽこぽこ穴があいてしまうみたいです

すると不必要な情報まですり抜けて入ってきてしまうことになります

どんな刺激もその処理を行うのは脳です

ただでさえ疲労困憊していて休まなくてはいけないのに
これまで以上に不用意に刺激・情報が入ってきてしまうので
普段以上に処理案件を抱えることになってしまうのです

身体の方からは
もうこれ以上やってらんないから
やめてぇぇ~~~~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。あせるあせる
と言わんばかりに
それらを不快な感覚として認識させる
ということをやります

それが上記の症状になるのですね~

う~~ん…考えるだけでキツイ…(-""-;)あせるあせる

そういう場合は
刺激を少なくしてあげると楽になります

よくクライエントさんが仰るのは
視覚と聴覚が多いです

視覚刺激は光も含め
字を読むとか絵やDVDを見ることも
負担になることがありますので
そういうことは負担と感じるならやめておいて
目を閉じて
明かりを落とし気味にして
ゆったりとした姿勢でいられるといいと思います

聴覚刺激は程度の差もわりと大きいですね
話し声
音楽
物音
などがあると思いますが
話し声はちょっとしんどいけど音楽は
小さい音なら大丈夫
とか
同じ話し声でも人によって
しんどくなったり大丈夫だったりすることもあります
どんな音にもいちいちビクッビックリマークと反応してしまう
という場合もあります

音が大きく感じられたり
聞きたくない…と思ったり
聞いていてイライラしてしまう様なら
その場を離れるか
出来るなら静かにしてもらうえるようにお願いするとか
とにかく音があまり入ってこない様にされるといいです

耳栓あると楽みたいです
もう単純に聴覚刺激を遮断する感じです

音楽なら大丈夫という方なら
イヤホンかヘッドホンで
音楽を聞いて他の音は遮断するのもいいですね

脳が張れないフィルターを
外側に作って自分を守ってあげる様にするというイメージです

そうすることで
①刺激の処理に追われず余計なエネルギーの消耗を抑える効果
②自分が守られ大切にされるという感覚を得られるという効果

が得られます

この②がまたものすごく重要です!!
このことについてはまた別章で書きますね

話し声でも“会話”についてはちょこっとありまして
誰かの何気ない会話を聞いてるだけとか
親しく信頼のおける方とお話するのなら大丈夫だけど
話し方が喧嘩調だったり怒気を含んだ声色だとダメとか
クラスや職場の上司や同僚、PTAなどの
そんなに親しくもないけどお付き合いがある
という感じの関係だと
話を聞くだけでも疲れてしまうことがあります

これは単に音刺激がどうのということだけでなく
対人関係の在り方だったり
うつになる原因と関連していたり
過去のトラウマと密接なつながりがある場合もあります

それについてもまた別章で書きたいと思います
とても大事なことなので(`・ω・´)ゞ

あ、そうそう
刺激の嫌がり方が尋常じゃなくなることもあり
一緒にいる家族やパートナーが
いきなり
「うるさいっっ!!!!!」
と怒鳴られたりして
気分を害したり
喧嘩になったりすることもあると思います

元気な人からすれば
気付かないほどの刺激だったりすることもあるので
「なんでこんなことくらいで????」
って感じになるんですよね

でも
“刺激がキツイのだ”
ということをお互いに知っておくと
原因がわかったり
対処法を見つけられたり
いたわる気持ちを持てたり…と
いいコトあるかも知れません~ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

感覚過敏も
好きでやっているわけではなく
いたしかたなくそういう形であらわれて
大事なメッセージを伝えようとしているんです
しんどければ生き物はそれを避けようとしますものね

なので!!
症状を嫌がったり悪者にするのではなく
いたわってあげてくださいねドキドキ

長くなりましたが~
ここまでお読みいただきありがとうございました!

それではまた~(^ー^*)ノ


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