![$アイ・コラボレーション神戸日誌](https://stat.ameba.jp/user_images/20120316/11/i-collabo/e0/76/j/t02200164_0800059711854422224.jpg?caw=800)
先日、モニター診断(ユーザ評価)をしました。
モニター診断(ユーザ評価)とは。
2010年にアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3」が改訂され、それに伴い新たに
試験という項目が追加されました。
しかし、試験をして「やった、アクセシビリティ対応できたー」って訳には行か
ず、試験ももちろんですが、実際に高齢の方や視覚障害を持った方がホームペー
ジを触って診断するという作業が必要です。
我々がホームページに対する診断項目を作成し、それに沿って診断していきます。
今回は高齢者と視覚障害者の方々に集まってもらい、神戸市中央区社会福祉協議
会様のサイトをさせていただきました。
まず高齢者モニター診断。
パソコンでメール・インターネットができる程度の65歳以上の方々6名にお越し
いただきました。
診断項目は
1、目的のページに何秒で辿りつけるか。
2、こちらで定めたキーワードを見つけられるか。
3、困ったとき、どこに問い合わせをすれば良いか。
こちらからは何の誘導もしないで、このようなことを聞いていきます。
多かった意見が、見出しタイトルの色や文字サイズ、行間の広さ、でした。
オレンジ等の明るい色が見にくかったり、文と文が詰まりすぎであったり、辛そ
うにされてました。
次に視覚障害者モニター診断。
今回は我々が神戸アイライト協会様をお伺いして、全盲の方に協力していただ
きました。
実は自分は、神戸アイライト協会にお邪魔するのが始めてで、びっくり連発オン
パレード。
音声読み上げソフトの性能にも驚かされ、ほんまにきちんとマークアップせなあ
かんとシミジミ。
ずーっと聞いての情報取得なので長い文は辛そうでした。長い文章には句読点が
ほんとに大事です。
今回のモニター診断の結果をまとめていて貴重な意見もありましたし、意外な意
見もありました。
診断結果をもっと詰めていきます。
いい経験をさせていただきました。