$アイ・コラボレーション神戸日誌

先日、モニター診断(ユーザ評価)をしました。

モニター診断(ユーザ評価)とは。

2010年にアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3」が改訂され、それに伴い新たに
試験という項目が追加されました。

しかし、試験をして「やった、アクセシビリティ対応できたー」って訳には行か
ず、試験ももちろんですが、実際に高齢の方や視覚障害を持った方がホームペー
ジを触って診断するという作業が必要です。

我々がホームページに対する診断項目を作成し、それに沿って診断していきます。

今回は高齢者と視覚障害者の方々に集まってもらい、神戸市中央区社会福祉協議
会様
のサイトをさせていただきました。

まず高齢者モニター診断。

パソコンでメール・インターネットができる程度の65歳以上の方々6名にお越し
いただきました。

診断項目は

1、目的のページに何秒で辿りつけるか。

2、こちらで定めたキーワードを見つけられるか。

3、困ったとき、どこに問い合わせをすれば良いか。

こちらからは何の誘導もしないで、このようなことを聞いていきます。

多かった意見が、見出しタイトルの色や文字サイズ、行間の広さ、でした。

オレンジ等の明るい色が見にくかったり、文と文が詰まりすぎであったり、辛そ
うにされてました。

次に視覚障害者モニター診断。

今回は我々が神戸アイライト協会様をお伺いして、全盲の方に協力していただ
きました。

実は自分は、神戸アイライト協会にお邪魔するのが始めてで、びっくり連発オン
パレード。

音声読み上げソフトの性能にも驚かされ、ほんまにきちんとマークアップせなあ
かんとシミジミ。

ずーっと聞いての情報取得なので長い文は辛そうでした。長い文章には句読点が
ほんとに大事です。

今回のモニター診断の結果をまとめていて貴重な意見もありましたし、意外な意
見もありました。

診断結果をもっと詰めていきます。

いい経験をさせていただきました。
アイ・コラボレーション神戸日誌-アイ・コラボレーション神戸 年賀状


2012年、始まりました。

明けましておめでとうございます。

旧年は、皆様のお陰で色々なことに挑戦させていただき、無事終えることができました。

今年は、以前の記事からずーっとずーっと話にあげているアクセシビリティが浸透する年だと思っておりますし、総務省の「みんなの公共サイト運用モデル」に基づき、自治体サイトも対応が必要になると思われます。

昨年は、アクセシビリティ基盤委員会の方ともお話させていただきました。

もっと人脈をつくり、アンテナのばして引き出し増やし、2012年も精進します!

本年も変わらぬご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。



板垣宏明
アイ・コラボレーション神戸事務所


12月28日、アイ・コラボレーション神戸は、みなさんのご尽力により無事、全日程を終了しました!

自分自身、肩書きだけはでかい理事長代理という役職をいただき、がむしゃらに突っ走ってきました。

5年前、全くの無知から始まり、社内のひとたちに色々教わり、自分のなかでは成長したと思ってました。

ところがどっこい。

WordCamp福岡から始まり、神戸ITフェスタ自治体フェア、ICTビジネスマッチングにアクセシビリティ講習会、こうべユニバーサルデザインフェア、とかとかとか!

WordCampは神戸東京も参加させていただきました。

いっろいろ参加させていただき、振り返って気づいたこと。

ぼくなんかまだまだひよっこにすぎん!ということ。

いろんな人に出会い、お話させていただいて、思い知らされました。

勉強せねば。

来年はもっと余裕をもち、じっくりコツコツと進んで行こうと思います。

今年は若い新戦力2人もよくがんばってくれましたし、来年が楽しみ。

みんなのとーくん」の実績も増えましたし、アクセシビリティも総務省の「みんなの公共サイト運用モデル」に基づき、自治体を中心にどんどん広がって行くことを見越しております。

このタイミングを逃さず、世界中のみんながハッピーになれるように、精進いたします。

今年、アイ・コラボレーション神戸に、この板垣に携わってくださった皆様にはたくさんのお力添えをいただき、本当に感謝しております。

本当にありがとうございました!

来年もなにかとご迷惑をおかけするとは思いますが、どうかご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。

それでは、よいお年をお迎えください。

追伸
弊所の年始営業開始日は、2012年1月6日(金)からとなっております。

よろしくお願いいたします。


板垣宏明