『告白』2010

 

松たか子さん。


こわかった。

でも、最愛の我が子を殺された母親ってのは

ここまで至らずとも

同等の狂気と冷酷さを持つやろな、て思う。


母親3パターン出てくるけど 

結局どの母親も自分のエゴと愛情の境界が

わからへんのよな。


自分の娘を殺した生徒2人、

ひとりはおかしくなって、

もうひとりの冷静やと思われた生徒の

歪んだ母親への愛情を知り

それが弱点やと分かったときの

松たか子さんの高笑いがリアルやし

見てるこっちも

心のどこかでスッキリするっていうか。


復讐って、

その相手のことを誰よりも知ることで

裏返せば

愛することと同じなんよなぁ。

その表裏一体感が

心の葛藤を産むんやな。






映画って、

自分の人生では起こらへんことが起こって

こんなとき、自分はどう思って

どう感じる?て

そして、主人公の気持ちを想像する、

それが自分と考えが違うかったりするわけやけど


おもしろいなぁ。




2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。共演に岡田将生、木村佳乃。


解説は映画.com