出会いは陳腐なものだった。

日々繰り返す路傍の人との出会いの様に有り触れたものだった。

それ故か、心躍る好奇心も

体幹から湧き上がる衝動も

何もなかった。

ただそこにあったのは「飢え」だった。

長きに渡り抱えたその隙間を満たすことさえ出来れば

何でもよかった。

しかし、それは運命だった。

一度、口付けた瞬間、

脳天まで一気に駆け上がった悦楽に溺れた。

言葉に出来ない幸福感が全身を包み込んだ。

未曾有の衝撃に心奪われた。

それからと言うもの

求めない日はなかった。

取り憑かれた様に繰り返し

何度も何度も求める日もあった。

それでも決して飽く事は無かった。

もうそれはある種の中毒だった。

そして、終には押え難い独占欲に駆られた。

他の誰にも渡したくなかった。

他の誰の目にも触れさせたくなかった。

やってはいけないとは判っていた。

押し殺すべき感情だとは判っていた。

誰の為にもならないとは判っていた。

しかし、抗い難い欲求に突き動かされついに・・・



























じゃがびーを買い占めた。

まじうめぇ。



 俺はパンドラの箱を開けた。2年前に別れた彼女に再会した。  


 夏も疾うに終わり、吹く風に涼しさを感じ始めた日曜日。入社後直ぐに配属された田舎の小さな営業所から晴れて本社への栄転が決まった俺は翌月の引越に向けて部屋の掃除をしていた。この町に来て早5年。初めは殺風景だったこの部屋も気付けば一人暮らしとは思えない程の多くの物が溢れていた。まずは趣味の本を片付けようと、いらなくなった本を整理していると棚の奥に落ちた一枚の写真を見つけた。それは2年前に別れた彼女と最初のデートで撮った写真だった。夕日で赤く染まったキレイな海を背景に、はにかんだ笑顔で手を繋ぐ幸せな二人の姿がそこにはあった。もう忘れたつもりだった。もう思い出すまいと胸の奥底に深く沈めたはずだった。でもその彼女の笑顔を見つめた瞬間、目頭がジンと熱くなり、長い間抑え付けていた想いが決壊したダムから溢れる水の如く一気に込上げて来た。逢いたい。不意にそう思ったものの、今更そんな事を口にするのは俺のエゴ。今ではきっと幸せを手にしている彼女にとっては迷惑なだけ。そして何より今となっては連絡をとる術がない。だから俺はその想いを胸の痛みに耐えながら再びグッと飲み込み、写真はもう読むことのない本の間に閉じた。しかし、その日以来、別れた直後の様に毎日、彼女を思い出すようになった。二人で見た風景。交わした言葉達。彼女の少し癖のある笑い声。幾多もの思い出が浮かんでは瞼の裏で消えた。これ以上の思い出を掘り出すのが怖くて部屋の片付けは進まなくなった。彼女の写真を見つけてから一週間後、遂には夢にまで見た。さよならを告げたあの日の悲しい瞳をした彼女ではなく俺の問い掛けに何でも「うん。」と柔らかな笑顔で答えてくれるお互いを必要としていた当時の彼女のままの夢だった。目を覚ました俺の枕元は涙で濡れていた。止め処なく溢れ続けた想いはもう止める事が出来なかった。俺はベッドから起き上がり携帯を手に取ると一通のメールを送った。 

 送信完了の文字を確認してから液晶右上の時計に目をやるとまだ6時を少し周ったところだった。出勤時間までまだ少しあった。もう一度眠りに就こうと再びベッドに潜りこんでみたものの心の場所がはっきりと判るくらい胸がズキリと痛み眠れなかった。しばらくぼんやりと天井の一点を眺めていたが気分は最悪。四肢に重りを縛り付けられ海の奥底に沈んでいく様な感覚に襲われた。ただでさえ月曜日の仕事は憂鬱なのに夢に見た彼女の幻想がその気持ちに拍車をかけた。それでも仕事には行かなくてはならない。学生時代だったら2、3日部屋に篭り、塞ぎ込む事も出来るのだが 今は小さいながらも責任がある。今日だって午前だけでもクライアントとのミーティングが2件ある。休むわけにはいかない。そう思えるだけ少し俺は大人になったのだろう。熱いシャワーでも浴びたら少しは気分が晴れるかもしれない。そう思った俺は鉛の様に重い体と心を引き釣りながらベッドから這出るとバスルームへと向かった。すると、"You've got mail." ベッドの上の携帯が鳴った。 

 タオルをベッドに放り投げ 急いで携帯を手に取ると先程メールを送った相手、さちこからだった。さちこは俺が5年前にこの街に来てから会社の後輩を通じて初めて出来た友人であり、当時、大学のクラスメートだった彼女を俺に紹介してくれたキューピットでもある。普段はメールを送っても狩で忙しかったなどのふざけた理由で中々返信してこない彼女だが、今日に限っては早朝に送ったメールにも関わらず直ぐに返信をくれた。只ならぬ様子を察知したのだろうか。 女の勘は鋭い。しかし、「かめはめ波でない。」返信内容が意味不明だった。一体夢の中で誰と戦っているのだろうか。彼女ならフリーザ最終形態が相手でも素手で勝ちそうだ。「千豆いる?」そんなメールを作成していると再度さちこからのメールを受信した。「ごめん。寝ぼけてた。レミナはまだ結婚してないよ。会いたいんだ?今度の日曜日レミナの家に遊びに行くから伝えてみるよ。それでもし会えそうな雰囲気だったら直ぐ連絡するよ。」寝ぼけ過ぎだろ。そう思いつつも、2年以上経っても引きずる女々しい俺に応えてくれるさちこの優しさに感謝した。それからの一週間、まだ会えると決まった訳でもないのに俺は完全に浮き立っていた。ジャンプの発売日を待つ小学生のように週末を待ちわびた。お陰で仕事では凡ミスを繰り返し、いつも以上に上司に叱責された。それでも平気だった。レミナとまた会える。そんな淡い希望があったから。そして運命の日曜日はやって来た。  

 アパートの屋根を叩く雨音で俺は目を覚ました。半開きの目で直ぐに携帯をチェックした。 時刻は10時過ぎ。 受信メール5件。しかし、怪しげな出会い系のメールと友人からの他愛もないメール以外はなかった。連絡が来たら直ぐにでも会えるようにその日の予定は全てキャンセルしてメールを待った。気長に待とう。そう自分に言い聞かせたつもりだったが何かをただ待つ時間は無限に感じた。 瞬く間に過ぎていく日常が嘘のようだった。テレビを見ても、パソコンに向かっても一向に落ち着かなかった。普段は吸わないタバコも起きてから数時間で一箱無くなった。いつまでも鳴らない携帯。時計の短針が30度振れる度に淡い期待は落胆へと色褪せて行き無限に感じた時間も確実に過ぎていった。結局、日が沈んでもからのメールはなかった。外を見ると雨は激しさを増していた。

 当然だと思った。お互いの幸せを祈って2人新たな道を歩き始めた様な綺麗な「サヨナラ」じゃなかったから、2年も経ってまた会おう。そんな気持ちになれないのも当然だと思った。判っていたはずだけど、やっぱり胸が痛む。そろそろ俺も前を向いて歩かなきゃいけない時かもしれない。そんな事を考えながら深い溜息を吐くと、゛You've got mail!" 右手に握りしめていた携帯が鳴った。 サブディスプレイにはさちこの名前。 一気に鼓動が加速した。 慌て過ぎて落としそうになりながら携帯を開く。すると短い文章が一つ。 「レミナ今から直接電話するって。」 予想外だった。俺は余りにも突然な展開に動揺した。 でも、どんな理由であれ 2年間どれだけ聞きたいと思っても夢のなかでしか聞けなかった彼女の声が聞ける。そう思っただけで心躍った。 やがて見知らぬ携帯番号からの着信があった。「もしもし。」そう携帯の向うから聞こえたのは紛れもなくレミナの声だった。2年経っても何ら変わることのない、俺の大好きな甘い声が耳を擽った。ただそれだけなのに空っぽの胸の中が何か温かい物で満たされていくのを感じた。「元気?あの時はいろいろ酷い事言ってゴメンネ。」「俺のほうこそゴメン・・・。」 暫くぎこちないながらも温かい会話が続いた。しかし、幸せな時間は長く続くかなかった。言葉を交わす度、胸の中の温かい何かは熱を失っていった。なぜなら、彼女の話す言葉、声の雰囲気。それらから察すると2年間思い続けた俺の気持ちを知った上で最後のさよならを言っている感じだったから。でももしこのまま切ってしまったら二人の歩む道は決して交わる事はない。俺は確信した。だから、「今どこにいる?少し会えない?」 決死の覚悟でそう言った。すると戸惑いながらも彼女は「うん。」と小さく言ってくれた。彼女には俺と別れた直後からずっと付き合っている彼氏がいることはさちこから聞いて知っている。 だから例え、何度自分の想いを伝えても彼女の答えは変わらないだろう。でも、もう一度、最後にもう一度だけこの想いを伝えよう。そう心に決めると、待ち合わせの場所に選んだ自宅近くの駅へと車を走らせた。

 彼女との再会。それはパンドラの箱を開けるようなものだった。一度開けてしまえば2年前と同じ、もしくはそれ以上の痛みや苦しみが止め処なく溢れ出すかもしれない。平坦だけど平穏だった日常に影を落とすだけかもしれない。それでも俺は開けた。もう一度彼女に会いたい。ただそれだけの理由で。 

 日曜日の夜の駅は静かだった。傘を叩く雨音と水しぶきを上げ濡れたアスファルトを走っていく車の音だけが響いていた。降りしきる秋雨のせいか襟元をすり抜ける風は冷たくジャケットも羽織らず家を飛び出した事を少し悔いた。別に駅の何処でと待ち合わせ場所を決めた訳ではないけど、俺は自然と歩を進めた。改札をすり抜ける行楽帰りの家族連れと日曜出勤のサラリーマン。やっぱりその向こうに彼女の姿を見つけた。改札近くの公衆電話の横に立つ彼女。それはかつて当たり前の様にあった風景。ギュっと胸が締め付けられる感情に襲われながら 彼女の元へ駆け寄った。「久しぶり。元気だった?」そう言いたかったけれど、極度の緊張のせいで噛み過ぎて何を言っているのか判らなくなってしまった。そんな俺を見て彼女は小さく笑った。彼女の笑顔は少し大人びたけど俺の大好きな笑顔のままだった。「ここで立ち話してても寒いだけだし、お茶しに行こうか?」今度ははっきりそう言うと彼女は頷いた。駅近くのカフェに入るとぎこちなかった二人の会話も、次第に弾み始めた。別れた当時のこと、今の仕事のこと、そして自分が思っていること等、いろいろ話した。彼女の瞳にはいつの間にか涙があふれていた。涙の意味など判らなかったけど相変わらず泣き虫な彼女を見つけられて嬉しかった。長い間ぎすぎす尖っていた心のカドが丸くなって行くのを感じた。それと同時にまた胸の奥に温かい灯が点り指の先が甘くしびれるなんとも言えない幸福感に包まれた。彼女は今俺のものではない。そしてそれはこれからも変わることはないかもしれない。だけど、思い続けた彼女が今こうして俺の目の前に座り話している。二度と見ることの出来ないと思っていた彼女の姿がそこにある。ただそれだけで幸せだった。2杯目のコーヒーを飲み干したとき「もうそろそろ行こうか。」彼女が切り出した。 ホントはずっと、終電が行ってしまうくらいまで話していたかっけれど、無理強いは出来ない。後ろ髪を引かれる思いで店をあとにした。店を出ると雨は土砂降りになっていた。二人のデートの時は雨が多かったな。そんなことも思い出した。彼女に家まで車で送るよ。と言った。でも彼女は電車で帰るからいいと言った。 少しでも長く彼女といたいと思う俺は送ると言い張った。 彼女も電車で帰れるから大丈夫と言い張った。ちょっと言い合いになった。昔もこんな些細なことでケンカしたね。そう言うと二人で笑った。結局彼女が折れて家まで送る事になった。いつも俺の我侭を聞いてくれた彼女。そんな彼女の優しさにまた甘えた。代わりに俺は何をしてあげたのだろうか。振り返ってみてもはっきりと思い出せる事は何もない。与えられた十分過ぎる優しさに慢心し、思いやる気持ちをおざなりにした。注がれる愛情を不変だと勝手に思い込んでいた。側にいることが当たり前だと思っていた。 だから彼女の抱えた胸の痛みに気付く事はなかった。 全てが指の間から零れ落ちるその時まで・・・。 俺は車を止めたロータリーへ向かう途中、 彼女と肩を並べて歩るける喜びと、過去の自分の情けなさを交互に噛み締めた。

 彼女は電話、カフェ、そして車中でも「あの時はゴメン。出会えて良かった。だけどこれから二人の関係は変わる事はないよ。」 と何度も繰り返した。俺は「分かってるよ。ただ気持ち伝えたかっただけだから。」作り笑いでそう言うのが精一杯だった。結局、試合は始まることなく終りを知らせる笛だけが何度も鳴り響いた。そんな感じだった。彼女と一緒にいるだけで感じた幸福感も 終焉をリアルに感じた途端弾けて消えた。でも最後にもう一度、あともう一度だけ伝えよう。俺は4年半前に彼女に告白した時、下手なクソなギターを片手に歌ったラブソングをカーオーディオから流した。「やめて・・・。」彼女は一瞬で涙声になるとCDを止めようと手を伸ばした。俺はその手をギュッと握り締めながら言った。「最初にレミナに告白した時から今までずっと、ずっと変わらず好きだ。もしまた付き合えるのなら悲しい思い、寂しい思いは絶対させない。だからもう一度付き合って欲しい。」 俺の言葉を最後まで待たず彼女は泣きじゃくり、嗚咽だけが彼女の口から漏れた。流れるラブソング、泣く彼女。4年半前と同じ光景。でも涙の意味は違う。俺は最後の審判が下るのを待った。10分くらい経っただろうか。落ち着きを取り戻した彼女が漸く口を開いた。全身に緊張が走る。「ごっごめんね。泣いてばかりで・・・。 今更こんな事言っておかしいかもしれないけど、会いたいって言ってるってさっちゃんから聞かされたときからホントはね。自分の気持が判らなくなってきて・・・。」 驚いた事に今までと全く違う反応を見せ始めた。俺は逸る気持ちを抑えつつ 「そっか。判らないなら俺はその答えがでるまでゆっくり待つよ。今まで2年待ったから次のワールドカップくらいまで待ったって全然平気だし。」精一杯強がった。「待ってて貰っても気持に応えられないかもしれないよ。」「絶対大丈夫。俺は二人の運命を信じる。」「そんな風にしてて辛くない?」「辛くないよ。大切だと思える人がいる。ただそれだけで幸せだから。」折れそうな心を必死に抑えて笑顔で言った。「ありがとう。」彼女はまた涙で顔をくちゃくちゃにしながらそう言った。彼女を家まで送り届けると、固く握手を交わして別れた。「さよなら。」じゃなくて「またね。」と言って。 

 帰りの車中。一人泣いた。赤信号が涙で滲むくらいボロボロ泣いた。人目を憚る事無く声を上げて思い切り泣いた。それは思い出の彼女に会えた喜び故か、さっきまで助手席に隣に居た彼女がまた一つの思い出に変わってしまった悲しみ故か、はっきりとは判らなかったが、止め処なく涙は溢れ続けた。一体、これからどんな運命が待ち受けているのだろうか。二人の恋の終末は神のみぞ知るのであろうか。でも昨日までは存在すらしなかった運命の扉を今日自らの手で少しだけ開いた。そんな気がした。後は、思い出が再び日常に変わるその日までただ彼女を思い続けよう。そう誓った。家に付く頃、頬を伝った涙は乾き、朝から降り続けた雨も漸く止んだ。見上げた空には雲間から星の煌きが見えた。それは久しぶりの快晴を予感させた。

3度の飯より飯が好き。

市屋です。

今日はモテるデート。特にファーストデートにおけるモテデート。

すなわち、FMDについて解説したいと思います。

「終わりよければ全てよし。」

そんな格言もありますが、こと恋愛に関して言えば

プロセスこそが肝心であり、その過程でミスを犯せば

よしと言える結果(SEX)に結び付く事はあり得ません。

よってファーストデートこそが恋愛成就に不可欠な

最重要ファクターなのです。

男性が女性をデートに誘う際、

当然、付き合いたい、突き上げたいと思う女性を誘いますが

誘われた女性は特別その様な感情がなくとも

・暇だから

・ただで美味しいものが食べられるから

・ペンタゴン

などの理由でデートに応じるのです。

つまり、ファーストデートでツマラナイ男を演じてしまったら

「次」はないのです。

よって男性はファーストデートから背水の陣の覚悟、

言い換えれば一期一会の精神を持って臨む必要があるのです。


では具体的な内容に入って行きましょう。

まずはファーストデートにおいて不可欠なもの。

それは、ハンカチでも王子でもありません。ずばり「段取り」です。

相手が車に乗ってから「どこに行こうか?」的な質問をしたら

それが優しさ故の発言であったとしてもその瞬間、

レディはデートの誘いを受けた事を後悔します。

多くの女性は常に男性にリードしてもらいたいものなのです。

決断を迫られる事を極端に嫌います。

旅のしおりを作れとは言いませんが、

行き先は事前に決め、予約出来る物は全て予約し、

スマートに女性をエスコートしなくてはならないのです。

行き先に迷う。道に迷う。待たせる。これらは厳禁です。

ではファーストデートの行き先はどこが相応しいのでしょう?

あなたなら以下の3つのうちどれを選びますか?

1.映画館

2. ボーリング場

3.ドライブ

3択で選んで頂きましたが、残念ながら正解はありません。

ケースバイケースでどれもが正解になり

どれもが不正解になり得ます。

ではどの様な場合に不正解になってしまうのかを

見て行きたいと思います。

1の映画は日本における最もポピュラーなデートコースと

言っても過言ではありません。

お互い映画好きでデートの時にタイミングよく面白い映画、

「ハリーポッターと全裸の医師」的なものが上映されていれば

その選択がベストでしょう。

しかし、デートと言えば映画。的な安易な発想で

チョイスすると思わぬ失敗へと繋がります。

ファーストデートに限らずデートとは

時間を共有し、コミュニケーションを図る為のものです。

よってデートコースに映画をチョイスすると言う事は

共有する時間の優劣を映画の内容に委ねる事を意味します。

つまり、見た映画が面白いものであれば、

楽しいデートだった、

逆であればつまらないデートだったと言う

潜在意識が女性の中に生まれてしまうのです。

さらには映画の最中にはデートの目的の半分を占める

コミュニケーションを図る事が出来ません。

映画を見た後にコミュニケーションを図る時間が

多分に設けられているのであれば問題はありませんが

そうでない場合に映画と言う選択肢をチョイスしてしまうと

ただ映画を見ただけであなたの人間性を伝えきらないままに

その日のデートは終了してしまいます。

すなわち、映画と言うデートコースを選ぶのであれば

見に行く予定の映画のクチコミ、更には

デートに許されている時間の確認が必要となります。

2.3のボーリング、ドライブについても同様の視点で

考える事が出来ます。

ボーリングも映画同様ポピュラーなデートコースです。

確かに映画に比べて多くのコミュニケーションを望めますが

これをファーストデートの行き先として

選択するのには若干の疑問が残ります。

3度の飯より球が好きなレディ。

もしくは逆に殆どボーリングをやった事がないと言う

レディと行くならばこの選択もありだとは思いますが、

そうでない限り、この選択は模範解答とは言えません。

何故なら、先ほどデートの目的は「時間の共有」と

述べましたが、それはただの「楽しい時間の共有」ではなく、

「非日常の楽しい時間の共有」である必要があるのです。

よって日常生活の延長線上にあるボーリングには

ときめきっすがないのです。

ストライクを取ってイエーィ!とハイタッチを交わせば

盛り上がるとお思いの方もいらっしゃると思いますが

別にあなたがストライクを取ろうとガターであろうと

残念ながら女性にとっては大した関心事ではないのです。

更に、ボーリングは爪が割れる恐れがあるので

爪を伸ばしていたり、付け爪の女性には嫌がられる

恐れがある事を認識しておきましょう。

3のドライブもボーリングと同様、コミュニケーションの面

では何ら問題はありませんが、コミュニケーションを図る

空間が車内と言う密室である為、様々な配慮が必要となります。

走行時間を2時間と仮定しましょう。

その間女性が飽く事のないトークを継続する腕があなたにあるのなら

問題はありませんが、通常ファーストデートでそれは難しいでしょう。

そこで必要となるのが気の利いた音楽です。

人間は音楽を聴くと脳内でα波が生じリラックスする事が出来ます。

よって会話が途切れたとしてもそこにナイスな音楽が流れていれば

嫌な沈黙にならないのです。

しかし、ただ音楽を流せばいいと言う問題ではありません。

相手の嗜好にあった音楽を流す必要があるのです。

ファーストデートまでにそれがリサーチ出来ていれば

それにそぐうものを流せばよいでしょう。

それが出来ていない場合は何を流せばいいか?

TUTAYAのアルバムレンタルランキングTOP3。

これで間違いないです。

理由?米を食わない日本人はいない。

それと同じです。

そして、もう一つ重要なポイントがあります。

それは臭いです。

特にタバコを吸うドライバーの車はアンビリーバボーな

悪臭を放っている事があります。

タバコを吸っていなくても息の臭い俺の車は

特殊な臭いがします。

よってデート前日には窓を全開で10分程走行し、

ファブリーズを満遍なく吹き付け、

芳香剤を新調しておくとよいでしょう。

これだけで車内には清潔感が漂い、

好感度は一気に上昇します。

更には彼女を迎えに行く前に、

飲み物等も用意しておくとよいでしょう。

さり気無い気配りの出来る男性は更に好感度が高まります。

少し話は、ずれましたが元に戻りますと、ドライブの行き先も

「非日常の楽しい時間の共有」となり得る場所を選ばなくては

ならないのです。ドライブの場合、その行き先が海であれ山であれ

そこが非日常的であることには間違いないです。

しかし、問題は楽しい時間が過ごせるかです。

ドライブ=海、ドライブ=夜景

の様な方程式が巷には溢れていますが

残念ながら本当に海や夜景をただ見て感動するレディは然程、

多くないです(余程の絶景なら別ですが)

それにも関わらずノープランで強行してしまうと、

こいつ童貞なんじゃねーの?と言う疑惑が女性の中に生じてしまいます。

よってドライブで海等へ行く事自体は悪くはありませんが、

ただ海や夜景を見に行くだけではなく、

そこで楽しめるイベントも同時に用意しておかなくてはならないのです。

よって、何もイベントが見込めない様であれば

その行き先は避ける必要があります。

繰り返しになりますが、

まとめるとファーストデートの行き先は

非日常の楽しい時間の共有と多くのコミュニケーションが図れる

場所を相手、デートに許された時間等に基づいて考えなくては

ならないと言うことです。


抜け目ない段取りを組み、相手と非日常的な楽しい時間を共有し

多くのコミュニケーションを図る事が出来たのであれば

もう彼女にとって次の約束を断る理由はどこにも存在しません。

もしかしたら、

ファーストデートでいきなり結果(SEX)を得る可能性もあります。

但し、ホテルの予約だけは段取りに入れないようにしましょう。

その日、一日の目的がセクースであった事が

バレてしまいますから。


ワードにコピペして文字数カウントしたら、

3200字ありました。原稿用紙で8枚です。

仕事が最近進んでない原因がやっとわかりました。
帰宅途中の電車での出来事。

小学生と思われる女児達が

将来の夢について大声で話しているのが聞こえた。

女児A「私はSE!」

女児B「私はAD!」

女児C「じゃあ私は…


















    ED!」



なれねー。
「盗っただろ。」

そう言われた瞬間俺の背中には冷たい物が伝わり

頭は真っ白になった。



遡ること10時間。

研修の為、俺はとある温泉街にやって来た。

しかし、温泉街とは名ばかりで降りた駅に

人影はなく、

そこはまるでゴーストタウンの様だった。

それは迫り来る台風の影響なのか、

元々寂れた観光地であるのか真相は定かでないが

浴衣を着たお姉さんが行き交う温泉街を勝手に

思い描いていた俺のテンションが

フリーフォールした事だけは確かだった。


ホテルに着くとチェックインする間もなく

研修会は始まった。

有名講師による講演、

各社共通に抱える問題の解決法を模索する為のディスカッション、

その他情報交換等

プログラムは分刻みのスケジュールで行われ、

全てが終わる頃には窓から見える景色は

綺麗な夜景へと変わっていた。


チェックインを済ませ、

部屋へと向かう俺の足取りは重かった。

無論、ハードスケジュールせいもあるのだが

原因はもう一つあった。

宿泊する部屋は相部屋で見知らぬ他社の人間と一夜を共に

しなければならないからである。

あまり社交的でない俺にとってそれは堪え難い苦痛であり

必要以上にナーバスにさせられた。

小さく溜息を付きながら

部屋に入ると既にその同室の人は中におり

ソファーに腰掛けながら煙草を燻らしていた。

上司と同じくらいのボールドヘッドな具合から推測するに

50代半位であろうか。

名刺を取り出し、堅苦しい挨拶をする俺とは対照的に

「よろしく!」と砕けた感じで挨拶するその様から

気さくな人柄が伺え、少しホッとした。

懇親会の時間が迫っていたので挨拶以上の会話を

する間もなく二人一緒に部屋を出た。


懇親会は開始10分で飽きた。

以前参加した時は、若いキレイな女性が数名いた為、

終始ナンパに徹していたが

今回参加しているのは中年ばかりで

若い女性は一人も見当たらなかった。

後1時間以上も中年男女とコミュニケーションを図るのは

耐え難いと思った俺は

一通りの料理と数杯のアルコールを一気に胃袋に詰め込むと

早々に会場を後にした。

部屋に戻った俺は温泉に向かおうとしたが

一気にあおったアルコールのせいか

急激な睡魔に襲われ、そのままベッドに横たわり

寝入ってしまった。


1時間くらい眠っただろうか。

同室の人が部屋に戻ってきた物音で目が覚めた。

酔って上機嫌なのか寝ている俺に

構う事無く暫くの間、演歌を口ずさみ続けた。

だからは相部屋は嫌なんだ・・・

そう思い再度、布団を頭から被り寝ようとしたその瞬間

その人は言った。

「盗っただろ。」

最初は聞き間違えだと思った。

何のやましい覚えもなかった俺は

まさかそんな疑惑が向けられるとは思いもしなかったから。

しかし、その人は俺の枕元まで近付くと再度はっきりと言った。

「盗っただろ。」

そう言われた瞬間俺の背中には冷たい物が伝わり、

頭は真っ白になった。

例えやましい覚えがなくともこうもストレートに

疑惑を向けられると人は焦る様で

無意味に俺の心拍数は上昇した。

確かに先に部屋にいたのは俺である。

疑われても仕方がない。

それに不自然過ぎる程早く部屋に戻っている。

その行動を見ていたとしたら俺に対する疑惑は深まるばかりであろう。

しかし、俺は何も盗っていない。手癖は悪いがそれは女性に対して

だけであり、人様の金品を盗ったりはしない。

もし、ここで起き上がりそう無実を主張したとしても

きっと容易に受け入れられる事はないであろう。

ましては相手は酔っ払い。

勘違いかもしれない。

だったら今日は何も言わない方がいい。寝た振りをしよう。

そんな俺の考えを見透かす様にその人は俺の耳元まで

近付くと三度言った。




















「盗っただろ。俺のハート。」

「ホモかよっ!」

「ホモだよっ!」

そして二人は唇をそっと重ねた。
最近、パソコンで使用しているプライベート用のメルアドへの

迷惑メールが非常に多い。

「お金貸します」的なものから「在宅ワーク紹介します」的なものまで


その内容は多岐に渡るが

やはり中でも一番多いのが出会い系サイトの宣伝。

業者は件名に巧みな言葉を入れ一人でも多くの人を

嵌め込もうと必死である。


例えば


「出会い過ぎ注意!」


「即パートナーゲット!」


「Hだけが目的!」


「乳輪が小さい巨乳見つけました!」


これらのいかにもと言った感じの怪しげな件名では


メールを開く気にすら全くならないが


中には男心を確実に擽る刺激的な物もあった。









「地元のおばさんを抱きたいですか?レベルは低いですけど確実にヤレます!」


思わずクリック。

テーブルマナー、喫煙のマナー、マネーにもマナー等

マナーにもいろいろございますが

本日は言葉遣いにおけるマナー、

特に敬意表現と言うものについて

お話したいと思います。

敬意表現とは2000年12月の国語審議会の言葉遣いに関する答申

の中に出てくる言葉であり、難しい定義付けがされいますが

簡単に申し上げれば、「相手に配慮した言葉遣い」と理解

して頂ければ差し支えないかと思います。

さて、敬意表現には具体的にどの様なものがあるか

早速、見て行きたいと思います。

まず1つ目「クッション言葉」

クッション言葉とは社会人の皆さんならば自然とよく

お使いになっている言葉ではあると思いますが

相手の要求に応える事ができない時にストレートに「NO!」

を伝えるのではなく、

その前に「恐れ入りますが~、申し訳ございませんが~、

あいにくではございますが、」などの言葉でワンクッション

置き、伝えたい内容を話すと言う物です。

相手に何か依頼する時に用いる

「お手数ですが~恐縮でございますが~」もクッション言葉の一つです。

会話の前にこれらのクッション言葉を用いるだけで、

相手に対する印象は大きく違ってきます。

2つ目は「疑問形依頼」

誰かに物事を頼まれた時の事を想像してみましょう。

~して下さいと言われるのと~して頂けませんかと言われる

のではどちらが気分が良いでしょうか。

恐らく、後者でしょう。

~して下さいと言うのは例え言葉遣いが丁寧であったとしても

命令形です。職場で部下に対し用いるのであれば「命令」であっても

問題はないですが、お客様に対しての「命令」は論外です。

お客様相手に何か要求する際にはこの「依頼疑問形」を用いましょう。


3つ目は「肯定表現」

人間誰しも、ハッキリと否定的な表現で物事を伝達されると

多少なりとも気分を害するものです。

よってビジネスでは「NO」と言わずに「NO」を伝える事が必要となります。

例えば「出来ません」と伝えたい場合には「出来かねます」

「判りません」と伝えたい場合には「判りかねます」

(相手の要求に対して在庫が半分(10個)しかない場合)

「10個しかございません」→「10個ならご用意できます」

肯定表現を使う事により随分穏やかな表現になると言う事が

ご理解頂けましたでしょうか。


上記の「クッション言葉」「疑問形依頼」「肯定表現」は

ビジネスシーンだけでなく、通常の社会生活においても

人とコミュニケーションを取る上で役立ちます。

例えば恋人と別れたい時。

これら3点を用いた以下の様なメールを送ると

極力相手を傷つける事無くスムーズに別れを告げる事が出来ます。


「あいにくではございますが、

 もうあなたとお付き合いする事は出来かねます。

 お別れして頂けますでしょうか?理由?判りかねます。

 原因?お伝えしかねます。復縁?出来かねます。

 当方、新しい恋人との約束があり多忙を極めておりますが、

 お別れを言うお時間と致しまして、明日、午後19時より3分

 程ご用意出来ました。お手数ですが、自宅近くの喫茶店ま

 でお越し頂けますか?」


これでEasyにsay-goo-bye!です!

(大変申し訳ありませんが、これにより別れがdifficultになっ

ても当方一切の責任を負いかねます。)