昨日は出雲市を早めに出発して、再び鳥取県へ。


電車が動いていることを確認して米子市のゲストハウスを当日予約し、

買い物を済ませて夕方には到着。台風到来に備えました。


お世話になったのは「解放ゲストハウス勝造」

古民家を改造したところのようで、なかなかレトロ。

リフォームで間取りも大きく変わったのか、

2階のドミトリールームへつながる廊下には柱が通っていました。

さすがの僕でも屈まないと通れませんでした。笑



ドミトリールームに入ると、同じく台風で避難してきたお兄さんがすでに2人。


新潟の大学の先輩後輩で、1人は大学院生。

温泉の研究をしているそうで、大分の別府の話など聞くことができました。


もう1人は大学4年生。

電車好きということで、まだ計画が定まっていない九州の電車事情等詳しくお話ししてくれました。


夕食は近くのイオンで買ってきたものを分け合い、談笑して過ごしました。

はじめて会ってたった数時間で盛り上がれるんだからゲストハウスってすごい。

いや、旅ってすごい。


ご縁を大切に残りの旅も楽しんでいきたいです。




そして今朝は5時過ぎに起床。

台風情報を確認したら始発から運転するということで、急いで身支度を整え6時前に出発です!



出発して11日目の今日は桃太郎の国、岡山県へ。

まず倉敷市の「倉敷美観地区」へ向かい、続けて岡山市の「岡山後楽園」と「岡山城」へ。

最後に岡山市西側の「吉備津神社」を目指します。

場所的には倉敷市から岡山市まで出たあと再び倉敷市側に戻ることになりますが、電車と昼食の関係でこのルートにしてあります。




乗換含め電車で4時間弱。

最初の目的地がある倉敷市へ到着です。


「倉敷美観地区」は江戸時代の町並みが色濃く残っている場所で、

高山市ので訪れた「古い町並」や、金沢市で訪れた「ひがし茶屋街」などと同じく重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


大嘘と言いながら本当に寝るときに10回唱えて寝たので、いよいよ長ったらしいこの言葉も覚えました。笑



駅からは徒歩10分ちょっとで到着。

高山や金沢よりも舗道が広くて、建物も独特なものが立ち並んでいます。


脇にはお食事処やお茶屋さんはもちろんのこと、雑貨屋さんが多い印象。

特にいいなと思ったのがこれ。

桐で出来た跳び箱の収納。


ペットボトルくらいの高さのものから、実際に幼稚園生が跳そうなサイズのものまで様々。

小さいの欲しかったけど、まだまだ旅は長いので断念です。


このお店には他にも、倉敷ガラスの食器や倉敷のい草出てきたランチョンマットなど特産品がいっぱい。


また、地区の一角にはデニム好きにはたまらないデニムストリートや、芸術も楽しめる大原美術館などなど、魅力的な場所がたくさんありました。



あれもこれもと立ち寄ったり、景色楽しんだりしていたらすぎる時間もあっという間。

気がつけば、乗る予定の電車にギリギリ間に合うかどうかの時間に。


やばいと思って急ぎましたが結果間に合わず、ホームで20分も待つことになってしまいました。

倉敷駅の反対側にはアウトレットもあるので、ゆっくりできる時間を作って倉敷に遊びに来たいです。




そんなこんなで予定より少し遅れて岡山市内へ。


まず向かうのは「岡山城」

その黒い外観から「烏城」とも呼ばれていて、岡山城のある公園は「烏城公園」と言います。


岡山城の歴史は古く南北朝時代に建てられたとされていますがその後消失。

現在の岡山城は1954年に復元されたものだそうです。

烏城公園全体が観光スポットとして整備されていて、城の中は飲食店やおみやげ屋さんも立ち並んでいます。

ガイドさんのお話によると、夜は城の貸出もしているそうで、酒なんか飲みながら殿様気分も味わえるそうです。笑



駅から岡山城までは「桃太郎通り」という一本道を進みます。

その道中のマンホール。

さすがです。

 

駅から歩くことおよそ20分。


鉄門跡を通り開かずの門をくぐると、いよいよ岡山城とご対面!

確かに黒い。


ただしこれまたガイドさんの話によると、最大の魅力は色じゃなくて形なのだそう。


普通お城は四角形ですが、この岡山城は2階部分まではなんと五角形。

たしかに松本城も黒かったし、案外黒い城はどこにでもあるのかも。


中へ入り上の展望台まで上がると岡山の街が一望できました。




続いて「岡山後楽園」へ。


岡山後楽園は300年前の岡山藩主が作った庭園。

水戸市の「偕楽園」や、金沢市の「兼六園」と並ぶ日本三名園の1つで、特別名勝に指定されています。


後楽園に足を運ぶことで、日本三名園を制覇。


とはなりません。残念ながら欠けているのは偕楽園。

第1章初日、旅の1番最初に偕楽園のすぐそばのユースホステルに泊まっておきながら、足を運ばなかった自分をぶん殴ってやりたいです。笑


話が逸れました。


岡山城からは川を挟んで隣にあります。

その川で、大きな大きな桃が流れてくるのを見ました!


どんぶらこ、どんぶらこ。

スワンボートならぬピーチボート。

岡山らしさを随所に感じます。



川を渡って後楽園に到着です。

敷地は兼六園よりは狭いのですが、後楽園は中心部が開けていて解放感があります。


その中心部に作られた人口の山「唯心山」からの眺め。

美しい園内が一望できる素敵な場所です。


降りると驚きの建物を発見。

「流店」という建物で、休憩場所として開放されている場所です。


何に驚いたのかというと、この小屋の真ん中を水が流れているということ。

このおかげで、クーラーなくてもめちゃめちゃ涼しかったです。


景色はいいし涼しいし最高。

いつか間違って大金持ちになったら、絶対家にこれに似た小屋建てます。



他にも見どころはたくさんあって、どこの景色も楽しむことができます。

素敵なところでした!




後楽園の景色を堪能して、最後に向かうのは「吉備津神社」


桃太郎のモデルとされている「大吉備津彦大神」を主祭神とする神社です。

本殿は国宝に指定されていて、その他にもいくつか重要文化財に指定されている建造物もあります。


岡山駅からは電車と徒歩で30分ほど。

鳥居をくぐって松の道を通り、階段を上っていくと正面に本殿が現れます。

大きくて全部写りませんでした。笑


丁寧に拝んで、その他の社殿も回ります。

その途中の廻廊。

美しいですよね。

この道を辿っていくと、吉備津神社内の社殿を回ることができます。


もちろん全て回ってきました。

急な階段の先にあるものもあって結構きつかったですが、一通り拝むことができてよかったです。




これで37日目終了です。


台風の影響が心配されましたが、停滞することはなく少しの予定変更だけで旅ができています。

心配してくださった方々、無事ですのでご安心を。


今日はたくさん歩いて色々回れて、きびだんご食べ忘れたことを除けば満足!

明日も頑張れるよう、ゆっくり休みたいです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。