昨日の話。
旧開智学校を出発したあとさらに北上。
長野県は大きくて移動に時間がかかるため、次の目的地富山県に出来るだけ近いところで一夜を過ごしたかったからです。
そして到着したのは北小谷駅。
もちろん無人駅で、山あいの何にもないところ。
そこから少し歩いたところにある「道の駅小谷」でまずは腹ごしらえ!
日替りかまど飯定食。
今日はとんかつで、味噌汁は豚汁か夏野菜か選べました。
当たり前ですが米も肉も野菜も美味い。
驚きなのはこれでご飯と漬け物のおかわりが自由。そしてお値段1100円。破格。
しかもここで食事をした人は、併設されている温泉が半額の330円で入れるという特典付き。
利用しない理由はないので入浴してきました。
めちゃめちゃ好みの湯でした。
炭酸水素塩泉という泉質だそうで、身体がずっとぽかぽかしてました。
上がってからは温泉の休憩室に滞在。
営業終了時間までまって、道の駅で野宿です。
外の気温は22℃なのに、テントの中はクッソ暑い。まるでサウナ。
だからといって上半身裸で寝てると汗も冷えて寒くなってきます。
午前2時頃にはシャツを着てダウンの寝袋をかけて丁度良いくらいでした。
そして6時前に起床!
気温は20℃。やっぱ山は涼しい。
さっさとテントを撤去して駅へ向かい、始発を待つこと1時間半。
8時前発の電車に乗って、今日は富山県を目指します!
富山県といえば立山連峰や黒部ダム、トロッコ電車など山奥に観光スポットが多い印象。
なんたって「富む」に「山」ってかいて「富山」ですからね。笑
しかしアクセス方法と時間の都合もあるので、今回は海側の街を観光することにします。
目的地は魚津市の「魚津埋没林博物館」と富山市の「ますのすしミュージアム」
元の計画では後者の代わりに「宇奈月温泉」へ行く予定でしたが気分が変わって予定を変更。
熱中症に気をつけながら、楽しんでいきます!
最初に向かうのは「魚津埋没林博物館」
富山はどこに行こうかなーって色々調べていく中で、埋没林って言葉に興味を持ったので向かうことを決めました。
埋没林とは文字通り"埋もれた林"のことで、日本のみならず世界の各地で発見されているそう。
しかし魚津の埋没林は、国の特別天然記念物に指定されて、重要文化財の国宝に相当するそう。
1300〜2000年も前のスギが水中に埋もれながらも残っているってすごいですよね。
最寄の魚津駅までは、北小谷駅から新潟県の糸魚川駅を経由して電車でおよそ2時間半。
新潟県と富山県、富山県と石川県はJRで繋がっていないため、青春18きっぷではなく普通のきっぷで向かいます。
駅に着いてから、まず向かったのはローソン。
実は今回の旅でテントを張るのは昨日が最初で最後だったので、
もう使わなくなったテントを家に送り返すことにしました。
だってアホみたいに暑いんだもん。寝られんよ。
無事に手続きを済ませ、ローソンから歩くこと20分。
魚津埋没林博物館に到着です!
右側の屋根がかかった建物が受付。埋没林は左側の三角の建物の中に展示されています。
建物を繋ぐ地下道を通って、まずは三角錐の建物へ。
この建物には、埋没林に関するデータや資料、屋上には展望台があります。
2階では、埋没林や「蜃気楼」という魚津で観られる自然現象のビデオ上映も行われていました。
続けてドーム型の建物へ。
ドーム型の建物の中では、
埋没林が見つかった場所で見つかったままの状態で保存・展示されています。
となりの三角形の建物では、埋没林に手を触れて2000年前の木の感触を確かめることができます。
圧巻なのはさらにとなりの三角形の建物で観れる埋没林。
樹根は発見当時のままの場所にあり、そこに富山の地下水を汲み上げて作ってあるそう。
これが海水に埋もれながらも根が腐らない理由らしい。
北アルプスの雪解け水が豊富な地下水となって流れていたことで、2000年もの前の根が現在も腐らず存在しているのだそうです。
まさに自然の奇跡。
十分に埋没林博物館を満喫したあと、近くの海の駅「蜃気楼」へ。
大学の実習で宿泊したホテルの晩御飯で刺身が出てきたんですけど、富山の友達が刺身美味しくないって言ってて衝撃を受けました。
僕は普通に美味しく感じたんですけどね。
だから「富山の人はどんな魚食べてるんだろう」ってずっと気になってました。
ということで、海鮮丼いただいてきました!
なるほどなと、思いました。
マグロ、アジ、ブリ、タイ、どれも鮮度よくてうまい。
特にブリは脂がのってて美味かった。。。
お腹を満たして富山駅に移動。
続いて向かうのは「ますのすしミュージアム」です。
鱒寿司は富山の郷土料理で、その有名店「源」の工場に併設された博物館。
その歴史を知ったり、もちろん鱒寿司を購入したりできます。
富山駅からはバスで40分ほど。