ホテルへ行く約束はしていたが

 

今ならお断りも出来る

 

それにしても話す内容から

 

表情から顔つきから

 

とにかく幼すぎる...

 

本当にいいのだろうか

 

この子に《SMグッズ》を

 

使わせてもーーーー

 

やり取りの段階で

 

まだそういうプレイを

 

したことないというので

 

持ってるのなら

 

それを使わせてほしいと言う、、、

 

なかなかの好奇心旺盛な男子だ

 

以前Eに買ってもらっていた道具

 

綺麗に消毒保存して取っておいたもの

 

約束通り準備はしていたのだがーーー

 

私の気持ちは揺れていた

 

その迷いと同時に

 

ウィンカーを出す回数も増える

 

私「今日じぃいちゃんに

何て言って出てきたの?」

 

M「綺麗な女の人とドライブ行くって...

そしたら頑張って来いよって言われた」

 

(じっちゃん!!笑)

 

私「ふ~ん そうなんだ

で?実際会ってみてどうだった?」

 

この答えに依っては

 

引き返そうかと思っていたが

 

M「見た瞬間、めっちゃ綺麗って思ったよ

写真とかより断然目の前のさやさんのほうがいい!

それに話し方と声がエロい」

 

そう言われて

 

引き返せなくなる私、、、

 

お人好しのチョロい女である

 

それに、、、

 

なんとなく

 

Mがどう様変わりがするかの

 

怖いもの見たさも相まって

 

ラブホテルに直進だーーー

 

そのうち常連にもなりそうな

 

いつものラブホテルへ到着

 

初めて来るかのように振舞い

 

トランクから

 

手にした紙袋の中には

 

鞭と手錠とバイブであるーーー

 

部屋へ着いて

 

ソファに座るなり

 

細身ながらも高身長だからか

 

包み込まれるように抱きしめられ

 

M「なんか子供いそうに見えないね

いったい何歳くらいなの?」

 

私「30代後半くらいかな」

 

大嘘である

 

M「へ~ そうなんだ」

 

それからほんの少し

 

お互いの身の上話をしたところで

 

それぞれシャワーを浴び

 

腰タオルのMは

 

ベッドに腰かけていた

 

そこで私はベッドの上に

 

鞭 手錠 バイブ を

 

まるで押収品かのように

 

綺麗に並べ

 

「どれから使いたい?」

 

そう尋ねると

 

Mは鞭をまず手に取り

 

楽しそうに

 

枕にたたきつけてみた

 

M「なんか痛そうじゃない?」

 

私「案外痛くないものだよ

叩かれてみる?笑」

 

M「それじゃあお願いします!」

 

ぺちん!ぺちんっ!と

 

軽く太ももをたたいてあげると

 

いたたっ!と言いながら

 

嬉しそうに笑っていた

 

私「ちょっと目覚めたりしない?」

 

M「それはない!笑」

 

それからバイブを手にしたM

 

M「俺バイブ触ったの初めて」

 

物珍しそうに

 

バイブの何個も並んだボタンを

 

じっくり眺める

 

そんなMが少しかわいく見えた

 

ボタンの意味を理解し終えたところで

 

振動スイッチをON!

 

ブィーーーーーーーーーン

 

その振動音が鳴り響く

 

私はガウンの全面部分をはだけさせ

 

Mの視線は私の方に向いていた

 

鞭とバイブを握りしめたMが

 

近づいて来たと同時に

 

私は股をゆっくり開いたーーー

 

つづく