セックスが終わると
Hは一旦タバコが吸いたいと
ソファへ移動
賢者タイムが訪れた態度が見て取れる
特に若ければ若いほど露骨だ
このジャッジで私の態度も決まる
居座るべきじゃないと判断して
さっとシャワーを浴びに向かう
この虚しい気持ちは居たたまれないが
過去の経験から
そっとしておいたほうがいいのだ
シャワーを出て
スマホを弄っていると
Hが私に言った
「旦那がこの後
乗り込んで来たりして」
見た目に反して
疑り深いとこを見せる
私「だからそんな事ないって」
H「俺ぜったい裁判とか嫌だから」
何を言っても無理だと判断して
話しを変え帰り支度に繋げる
最後の支払いが気になったが
Hがさっと慣れた手順でお札を入れる
H「ごめん
小銭だけ出してもらえる?」
そう言われて
久々に触る小銭を差し出した
帰りの車内ではHの気分も変わり
お互いの家族の話しをしたり
好きな音楽の話しをしたり
最後まで無事にHの車のとこまで
送り届けサヨナラを告げたーーー
その次の日
あの人から久々にラインが、、、、
Eからだった
”俺、離婚したから”
私”え???嘘でしょ?
上手くいってるんじゃなかったの”
E”とにかく独りになったから
いっぱい会おうよ”
正直、Eへの気持ちはすっかり薄れていたが
あの日の刺激的なプレイは
強く記憶として離れていなかったーーー
”分かった
じゃあ4月入ってから会おう”
こうやって
Eとの再会を約束してしまった
それに3月末はもうすでに
一人約束している24歳の男
Iがいたのだ
何度もやり取りを重ね
通話も2,3度
話した感じは明るく
シャイな印象だった
写真では一見優しい顔の
量産型文系男子と言ったファッション
待ち合わせの当日の14時
気分的にあまり乗り気じゃなく
お昼ご飯を食べ過ぎたため
お腹も苦しく
ドライブで済まそうと思った
がーーー
こちらに近づいてくるIの姿を見た瞬間
気持ちが変わった
やばいかっこいい♡
車に乗せホテルへ向かう途中
I「ちょっとドラッグストア寄っていい?」
そう言うので店の前で降ろして
車の中で待つ
10分経っても戻って来ないーーー
とある疑惑が浮かんで来た
もしかして気が変わって
このまま帰ったっていうパターンもある?
何となく
待っている自分の姿が
アホに見えて来たので
大量の客がいる中店内に入りIを探す
レジにはたくさんの人が並んでいた
Iがいないーーー
待つのも馬鹿馬鹿しくなって
帰る事を決意
さっと車のとこへ戻っていると
Iが袋を下げて待っていたーーー
I「ごめんね お客さんが多くて
凄い並んだんだよ」
私「いなかったから
もう帰ろうとしてたよ
ところで何買ったの?」
I「俺、サイズが大きいから
ホテルにないんだよね
特大サイズのゴム」
えー
そんなにおっきいんだ、、、
そのおっきなものが
ぼんやり頭に浮かぶ
速度を守り安全運転
Iを乗せてホテルへ向かうーーー
つづく