あの刺激的な一夜から

 

何度かラインでいつも通りのやり取り

 

だけど時々

 

それは意地悪じゃない?

 

そう思わせるような返しもあった

 

それでもGは私にとって


刺激的で女として楽しませてくれる


大切な存在だったので


変な空気にせず

 

さらりと交わし

 

ちょうどホワイトデーを過ぎたあたり

 

出張で遠くに来てるっていう内容

 

それに対して差しさわりのない返信

 

それから珍しく1日経っても

 

音沙汰なくなってしまったのだ

 

したくはなかったが

 

”どうかしたの?大丈夫?”

 

追いラインをしてしまうーーー

 

それでも既読が付かない

 

なので再度

 

”もし終わりにしたいのなら

言って欲しい”

 

それから何日も既読がつかない

 

そういえば

 

以前温泉に行ったときに

 

Gが私に話した事を思い出した

 

「結婚してるときに

何度か人妻さんと遊んでたけど

だいたい3か月で終わってたね、、、」

 

まさに3か月ーーー


遊び尽くされ飽きられたんだ

 

そう悟った

 

だがしかし

 

そんな事もあろうかと

 

気を紛らわせるために

 

遊び目的アプリで知り合った数人と

 

立て続けに約束をしていた

 

気を取り直して

 

まず最初に選んだ相手は

 

婚外をやり始めて史上初

 

最年少の21歳社会人男子H

 

とあるコンビニで20時待ち合わせ

 

あまりの若さに

 

私は怖気づいた

 

見た目や恰好の傾向で言うと

 

Eになんとなく似ている

 

職業も同じ業界

 

車種も同じ

 

若い割にいい車に乗っている

 

だけど

 

こっちの車に乗ってみたいとの事で

 

助手席に乗ってくる

 

「わぁ!この車初めて乗った!

かっこいい~」

 

まるで中学生かのように喜んでいた

 

実際こんな年上の私でいいのか

 

かなり気になった

 

「で、、、ほんとにホテル行くの?」

 

そう聞くと

 

「もちろん!僕熟女大好きなんで

あ、熟女とか言ってすみません」

 

なんとなく複雑な気持ちのまま

 

車を進めてホテルへ入り

 

駐車場へ停めていると

 

H「なんかあの車追いかけてきてない?

さっきコンビニの駐車場に停まってたやつだ」

 

確かにさっき見たミニバンが

 

一緒に入り込んできた

 

H「まさか旦那とかじゃないよね?

あとで乗り込んできてお金請求してきたりして」

 

とてもおびえているHに

 

私の性的欲求は消えかけていた


(そもそも若者相手に美人局したところで数万しか取れないと思う)

 

このまま帰りたくなった私は

 

「全然知らない人だよ

なんなら帰る?」

 

(Hも本とは帰りたくて小芝居してるのかもとも思ったので確認も込めて)


そう言うと

 

「いや!絶対したい」


(え、そうなんだ汗)

 

正直こんな不安定な男としたとして

 

面白くはないだろう

 

だけどもうここまで

 

来てしまったからには

 

先に進むしかないのだ


(謎の使命感発動)

 

出会ったばかりの


婚外史上初


年の差ヤリモク男女が


ロビーへ続く階段を


一歩一歩


ゆっくりと上っていくーーー

 

つづく