男からお腹を触られ


笑ってやり過ごすーーー

 

横断歩道が青に変わり

 

そのままスタスタと歩き

 

話しながら男の停めてた車のところに到着

 

「ちょっとドライブでもしてみる?」

 

まだ時間もあり

 

せっかくだからと了承する

 

車を走らせたくさんの家が並ぶ住宅街を抜け

 

坂道をどんどん上っていく

 

着いたところは

 

とても夜景の綺麗なところだった

 

「わぁ~!綺麗すぎる この場所は初めてかも」

 

夜景が好きな事はやり取りで話してあったので

 

連れて来てくれたみたいだ

 

しばらく感動しながら

 

ふと窓の外を見ると

 

何台も車が停まっていて

 

車を降りたカップルらしき人達が

 

寒空の下

 

仲良く手をつないで夜景を眺めている

 

車の中でも男女がいい雰囲気で話しているようだ

 

我に返って

 

私はこの男とは違いますよと

 

見知らぬカップルに向かって心の中で叫ぶ

 

私は無言になり

 

男「どうかした?」

 

私「いや、、、カップルばっかりだから」

 

男「そういう場所で有名なとこだよ」

 

私「そっか じゃあそろそろ戻る方向に」

 

私はそんな雰囲気にはなりたくなかった

 

男は車を走らせどこかへ向かう

 

男の家は特殊な作りになっている話をし始める

 

冒険心のうずく私は

 

その中身をどうしても見て見たかった

 

男「ちょっと寄ってみる?」

 

私「ほんの少しだけお邪魔する程度に」

 

そうして男の家に上がることに

 

確かになんて素敵なインテリアに

 

面白い造り

 

関心しながらみていると

 

徐々に男が近づいてくる

 

男「ねぇ、キスしていい?」

 

私の答えを聞く間もなく


顔を近づけ肩を掴まれた

 

私はとっさに

 

背を向け壁にしがみつく

 

私「そんなつもりないから!」

 

男「そんなかわいい恰好してるから

キスしたくなっちゃうよ」

 

私「キスされたくて

この恰好してるわけじゃないから!」
 

必死に前を向けさせようと


肩を引っ張られる

 

ジャケットの下にはボタンシャツ

 

前を向けばシャツを引きちぎられ

 

胸をもまれる勢いだった

 

後ろを向いた状態で

 

タイトのニットロングスカートの


私の下半身に

 

男の硬いものが何度も当たる

 

一瞬身体が反応しそうになったが

 

男の顔を横目でちらりと見れば冷静になる

 

何度も必死に壁にしがみついて


「やめて!!」と拒絶すると

 

やっと男は諦めてくれた

 

一歩間違って

 

最後までされてしまえば

 

犯罪だ

 

人妻で出会い系やってる時点で

 

訴えることはできないがーーー

 

諦めた男は悪びれもせず

 

半笑いで「じゃあ送ろうか」

 

と言って車のところへ足早に向かう

 

気まずい雰囲気のまま

 

私の車のところで降ろして

 

何事もなかったかのように

 

笑顔で解放してきた

 

自分が何をしたか自覚が皆無なのか

 

この後もメッセージが届いたーーー

 

つづく