「あのさ、おじいちゃんさ、なんか雰囲気悪くない!
夜になると険悪な雰囲気になることが多いんだよね
おじいちゃん夜行性だよね」
とちーちゃんが私の耳元で囁きます。
じいさんも特別機嫌が悪いわけではないと思うのですが
じいさんだからね!
何かそんな雰囲気を醸し出しちゃってるんですよ。
それは私も感じているので黙って見ていますが
ちーちゃん、感じたことをすぐ言葉で表します。
横目でちらっとおじいちゃんを見ながら
私の方へそれを言いに来ます。
そして先に寝室に上がるじいさんを見送るちーちゃんが
あー、これで安心安心!とため息をつくのが面白いです。
確かにじいさんが入院中
私と孫の二人の生活のときは穏やかだったからね。
じいさんが入ることにより、孫も反抗心が出て良く喧嘩してます。
私はそのやり取りを見るのは
とても嫌なんだけど
なるべく私は、平常心でいるように心がけてます。