自分の職業はサイコセラピストでありまして、
ここ1~2年、トラウマを処理する技法を、いくつか学んでいます。
今日は、その中で、
TFTという技法を学んだときに、
バシャールの言っているある事柄が、
「あ、ホントなんだな」
って思えたことがあったので記してみます。
TFTというのは、
簡単に言うと、
ツボを(ある決まった順番で)タッピングすることによって、
様々な症状を消失させる、
サイコセラピーの技法の一つです。
TFTによって劇的に症状が消失することがあるのですが、
研修を受けているときに、
研修会の講師が面白いことを言っていました。
TFTを受けたことによって、
劇的な、症状の消失を体験したクライエントさんが、
「いや、もともと、そんな症状はなかった」
と言ったりする、
そういうことがあるそうなのです。
例えば、
頑固な頭痛を訴えてセラピーを受けに来たクライエントさんに、
TFTを施行して、
頭痛がキレイになくなったりすることが起こり得るわけですが、
頭痛消失後のクライエントさんが、
「いや、もともと頭痛などなかったですよ」
と言ったりするそうなのです。
(そしたら、そもそも、なんでセラピーを受けに来ているねん、
っていうツッコミが入りそうな発言であるわけですが)
そのような、辻褄の合わないコトをクライエントさんが述べることが
あるそうなのです。
TFT施行前に述べていた自分の状態を、
TFT施行後には、違う風に想起するクライエントさんが、
稀にではなく、いるらしいのです。
この(一見、珍しい現象だと思えるような)現象の話を聞いて、
自分は「あ、そっか」と思ったのですが、
これはきっと、
バシャールの言う、
「異なる過去を持つ人物になった」
「過去を書き換えた」
ということではないかと。
自分には、そう感じられたのです。
TFTというセラピーを受けることによって、
クライエントは、
自分の過去を書き換え、
以前とは異なる過去と持つ人物になった、
ということなんだろうと。
ツボをタッピングすることによって、
クォンタム領域がそこに生じて、
タイムラインの書き換えが行われ易い場
が生まれたんだろうな、と。
そして、実際に、タイムラインの書き換えが、
劇的に、行われたのだろうと。
TFTを経て、
「最初から頭痛などなかった」人物に、
クライエントさんは「なった」
(シフトした)
のだろう、と。
すなわち、
TFTという技法は、
タイムラインのシフトを、ドラマチックに起こさせる、
そのような作用を持つ技法なのかも、
と、自分はこの話を聞いて思いました。
面白いですよね。
TFTに限らず、
トラウマを処理するサイコセラピーの技法は、
そのような、
通常は、直線的で、リジッドなものだと体験されることの多い(第三密度リアリティの)時間の流れを、
柔軟でやわらかく、可塑的なものにする作用がある
(そのような作用を持つ場合が結構あるんじゃないか)
そのように、自分には思えています。
平太