やる気 | Honesty is such a ・・・

Honesty is such a ・・・

独断と偏見に満ちた文章の数々。

こないだ、後輩が大学院を休学しているという話を聞いた。


この子(名前はTさん)は去年までうちのlabにいた子で、大学院に行くとき違うlabに移った子だ。


Tさんは大学時代成績優秀な子だったそうで、確かに去年一年付き合ってみて、いかにも勉強できるんだなっていう感じを受けた。そして当時は将来は教授になりたいと言っていた。

そんなTさんが他のlabに行くっていうのは、ほかのlabの方が自分のやりたかった研究だったからだそうだ。



そんな彼女が今では将来この分野に関する仕事はしない。と言い切るまでになっているらしい。


彼女に何があったのだろう。


きっとこうだろうなと言う予想が私の中にある。
それについて書こうと思う。



実はTさん以外にももう一人同じ様な状態になった人を知っている。

彼等には共通点があって、きっとそれが原因だと思う。



それは「研究をやる前に研究というものを信頼しすぎ、夢を膨らませすぎてしまった。」という失敗をしたこと。

つまり、”研究する”ということをよく分かってないのに、ただ気合だけ入ってたのだと思う。

実際の研究なんて辛いことばっかで、”ほんのちょっとの成功”を得るためには準備と努力と運が不可欠。
でもそんな現実をしっかり知ってlabに入ってくる子なんてほとんどいない。

なぜなら先生がホントのことを言ってくれないから。

labに入る前に研究が実際どんなものか知ろうと先生に聞きにいっても先生は、成功話をして生徒に夢を与えたり、世の中の最先端のことをしているということをアピールしまくる。ほとんどの先生が研究の泥臭い部分を言ってくれない。



そんな先生の夢物語に洗脳されちゃった子の多くは研究をまだたいしてやってない(ましてやlabに入ってない)段階で「ドクターまで行きたい」とか「教授になりたい」とか大きい事を言う。そんな彼等は今後研究し始めて理想と現実とのギャップに普通の人以上に大きい失望をしやすい。そしてこの失望の先にはやる気の低下が待っている。



今休学中のTさんは今後大学院を続けるのかな。

何だかんだ書いたけど、どんな風でも自分で大学院に入ったのだから、途中で投げ出さないでほしいと私は思う。