いずれの御時にか・・で始まる
源氏物語第一帖「桐壺」


2020.6.14より

そして次世代へと移された宇治での物語
源氏物語第五十四帖 宇治十帖「夢浮橋」で完結







源氏物語の巻名は、本文中の和歌等に
出てくる言葉からつけられていますが
この帖の「夢浮橋」という言葉は出てきません
夢や橋は何回か出てきます
帆がない舟のように、漂うばかりだった浮舟の人生に
夢の橋がかかったと紫式部は言いたかったのかも
しれません


浮舟の弟の小君を連れて、比叡山の横川の僧都を訪ねた薫は、僧都から倒れている女性を救った話を聞く
その女性が浮舟だと確信し涙ぐむ薫を見て
僧都は浮舟の出家は早まったかと後悔する
が、出家した浮舟と薫の恋の仲立ちはできない
と薫の申し出を断ります




薫は「会いたい」思いを文に認め小君に託しますが
浮舟は「お人違いです」と受けとりませんでした

お互いの美しい思い出でいた方がいい
浮舟の心は決まっていました
弟の小君が「お姉さまではいらっしゃいませんか?」と聞くのに対して
「お人ちがいです。ここには名もない・・
ただの尼がいるばかりでございます・・」と浮舟


薫は、また匂宮か他の誰かが浮舟をかくまっているのではないかと考えます
以前自分がそうしていたように





「仏道を求めて宇治を尋ねたわたしが・・
いつの間にやら濃い 宇治の川霧に包まれたように
恋の道に迷ってしまうとは」
       あさきゆめみし   大和和紀さんより拝借




薫は「法の師とたづぬる道をしるべにて おもはぬ山に
踏みまどふかな」という感慨を洩らした。法のみちから恋の山に踏みまどうたというが、浮舟はあべこべに、恋の山に踏みまどうて、法のみちに入ったのである。
        新源氏物語 田辺聖子さんより
     





源氏物語を長きに渡って綴り続けて下さった
ブロ友壱ちゃんには感謝ですm(_ _)m
登場人物が実在していたかのような錯覚
これはまさに壱やworldと思っています
壱ちゃん完結おめでとう🎊🎊
そして本当にありがとう

ファンブログのみそらちゃん と励ましあって
リブログされている皆様、コメでやりとり
して下さった皆様に支えられて
とても楽しい思い出ができました(*≧∀≦*)
お立ち寄りいただき、お付き合い下さった皆様に感謝


これから、ポチした与謝野晶子訳の源氏物語を読んで見ます
これからも平安時代の恋を楽しみたいと思っています

皆様本当にありがとうございました
本日をもって恋文も完結させていただきますm(_ _)m


壱や world  genj story of uji


オレンジ色🍊🧡文字と小さいお写真以外
壱ちゃんよりお借りしています
ありがとうございます😊🍊