美術大学に通う男女5人の恋模様を描いた羽海野チカ原作の切なく温かな青春ラブストーリー。青春時代に誰もが経験するであろう恋愛、進路、友情における葛藤を抜群のセンスと詩情豊かな表現力で描いた作品。
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•花本はぐみ (成海璃子)•
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油絵科。
芸術に関しては天性の才能を持ち、新進芸術家として注目を浴びている。外見・言動ともに子どもっぽく大学生には見えず、作中でも子供扱いされることが多い。臆病で人付き合いが苦手な性格で、また天才ゆえに周囲に敬遠されることも多かったため、竹本たちと出会うまで友達ができなかった。
同じく天才肌の森田に惹かれてゆく。
周囲の反発をよそに芸術家としての名声には興味を持たず、卒業後は故郷に帰って細々と絵を描きながら隠棲するつもりでいた。
しかし4年次の学園祭で強風で倒れたガラス板の下敷きになり、破片で利き腕の神経を切ってしまう。二度と絵が描けなくなるかもしれないほどの重症であったものの、わずかに残った感覚を頼りに修司とともに懸命のリハビリに努める。




•竹本祐太 (生田斗真)・
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建築科。クレジットこそはぐみの次であるが事実上の主人公。
父親を早くに病気で失っており、母一人子一人の環境で育つ。母を支えることに生き甲斐を見出していたが、母の再婚により生きる目標を失い、手先が器用だったことからなんとなく美大に入学する。
家事全般が得意。素直で不器用、かつまじめな性格のため年長者には可愛がられるが、世渡りは下手で就職試験に何度も失敗した。
はぐみに一目ぼれするが、当初は自分でもその感情に気づかないでいた。大学卒業が近づいても自らの生きる道を見つけられず、自分が何をしたいのか悩み、彷徨する。
その後、手ぶら同然で突如自転車で旅に出て、松島での修復士たちとの出会いを経て、日本最北端の宗谷岬まで到達。心身ともに成長した姿で東京に帰還し、はぐみに想いを告げる。
大学卒業後は東京を離れ修復士たちへ合流、旅立ちの日にはぐみから四つ葉のクローバー入りのはちみつサンドを餞別として渡され、仲間たちと過ごした5年間の思い出をかみしめながら東京を後にした。





•山田あゆみ (原田夏希)•
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陶芸科。
真山の同級生(真山は一浪しているため、あゆみは一つ年下)で、彼を一途に想いつづけている。
陶芸の才能があり、卒業してからは同科の研究生、修了後は授業のアシスタントを務める。
実家は浜田山商店街の酒屋で家族構成は父・母・兄。大食いで、かなりの酒乱。
修司が「骨学のモデルにしたい」というほど理想的なプロポーションで美脚美乳の持ち主。それゆえか見かけより体重が重いらしい。
幼いころから器量よしとして知られ、浜田山商店街の若者や大学の後輩に数多くのファンを持つ。
空手の経験があり、怒ったりパニックになった際に周りにいる人に(時には無差別に)踵落としや連続蹴りを見舞う。一番多く餌食になったのは森田。



•真山巧 (向井理)•
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建築科。竹本の先輩。
浪人して大学に入学したため、同学年のあゆみよりも1つ年上。
卒業後は有名建築デザイン事務所の藤原デザイン事務所に入所する。長身、メガネがトレードマーク。
優秀な生徒で仕事もそつなくこなし、面倒見のいい性格で女の子にももてる。原田デザインの社長である理花ひとすじであるが、自分に想いを寄せるあゆみに対しても冷徹になりきれず、煮え切らない態度をとる。理花に対してややストーカー気味な行動をとることもしばしばあり、周囲には「変態」扱いされることもある。
藤原デザイン事務所が分裂したのを機に退社し、原田デザインの押しかけ社員となる。
その後、突発的に理花を連れて、彼女の故郷である小樽を訪れたのを機に理花との距離を近づけていく。しかし、長期出張先のスペインでも同居さえ認められるものの別部屋にさせられるなど、完全には結ばれていないようである。
自分のペースを崩されることや仲間外れにされることが嫌いで、どんなに忙しくても仲間が集まる行事にはほぼ必ず参加する。主要メンバーの中では最も常識人で、修司とともになだめ役や突っ込み役に回ることが多い。




森田忍 (成宮寛貴)•


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彫刻科。竹本や真山の先輩。

竹本と同様にはぐみに一目惚れした。有り余る才能(美術、CG、映画、歌唱力等多岐に渡る)を持っているが、度々長期に亘って行方不明になる為に(謎のアルバイトをしている)単位数が足りなかったり、卒業制作の期日に間に合わなかったりして留年を続けていた。

常人には理解し難い 正に天才肌と呼ぶべき人物で、平気で他人の所有物を売却して収益を自分のものにしたり、他人の食べ物を食い荒らしたりするなど自分の欲望に忠実に行動することから大学内では変人として通っており、よく周囲の注目を浴びている。

他人の言葉に惑わされない故女の子には割とモテるが 、れは同時に他人の話を全く聞いていないということでもあり、彼女はなかなか出来ない。はぐみに興味(好意)を持っているが、竹本の気持ちにも気付いている描写が垣間見られ、道化を演じる事によって自分の気持ちをごまかしている。





•勅使河原美和子 (滝沢沙織)•

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藤原デザイン事務所での真山の先輩。

会社では姐御的存在で 社員達を統括する。仕事に関しては凄腕だが、真山達をからかって楽しむ茶目っ気も持ち合わせている。外見はやり手の美人上司風だが、趣味がオヤジ臭い。

野宮曰く「美人上司の皮を被ったおやっさん」。理花のデザインのファン。




•野宮匠 (柏原崇)•


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藤原デザイン事務所での真山の先輩。

メガネをかけている。仕事は非常に優秀でやり手な大人の男で、昔の原田(夫)を髣髴させる、人の使い手。真山やあゆみが無意識に抱いている利己的な感情を彼ら自身に鋭く問い掛ける。

かつての自分と似たような葛藤を抱える真山には、若かりし頃の自分(青春スーツと称される)を見るようで気恥ずかしさを感じ 複雑に思っている(偶然だが名前も真山と同じ「たくみ」である)。

女性に対してはドライだったがあゆみに関心を持ち、積極的なアプローチを行ううち、切り捨てた筈の青臭さを取り戻す。そして最終的にはストレートにあゆみに告白する。





•ローマイヤ先輩 (木村祐一)•
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竹本・森田・真山等と同じアパートに住む先輩。ローマイヤとはハム屋の店名で本名ではない。一種のカリスマ的な存在として崇められている。いつも頭にタオルを巻いている。爽やかな笑顔がトレードマーク男が惚れ込むほど体格がよい。実家が山形の農家で、病気で倒れた父親の代わりに家業を手伝うため休学している。ハム屋でアルバイトをしており アパートの住人達に実家から送られて来た野菜や、アルバイト先で貰った売れ残りのハム等を振舞い、後輩達から熱狂的に慕われている。




•花本修司 (村上淳)•
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竹本達が通う大学の卒業生であり 美術史の教師。

日頃から教師として学生達を暖かく見守る。森田達から災難に遭わされる事もあるが、はぐみが楽しむことならあっさりと受け入れたり、悩んでいる生徒達の相談に乗るなどの寛大さも持っている。はぐみは修司のいとこの娘だ父親代わりとも言うべき存在で、はぐみを溺愛している。

理花の夫とは親友で 学生時代は一緒に暮らしていた。そこへ理花が転がり込み、3人で暮らしていたこともある。理花の夫が亡くなった後、理花を立ち直らせようとしたが果たせず、その役目を真山に託した。
学生時代、解剖学や色彩学などは優秀な生徒だったが、芸術家としては挫折しており、才能有る原田夫妻やはぐみに対しては複雑な感情を抱いている側面がある。料理が得意。自分探しの旅を何度もしているが、いずれも原田夫妻に見つかり失敗している。真山同様にかなり凝り性。終盤、重傷を負ったはぐみのリハビリに自分の全てを費やすために大学を休職する。




•原田理花 (瀬戸朝香)•
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原田デザインの経営者。
美人だが取っ付きにくく壁を作りがち。建築デザイナーとしては、若い頃からその才能が認められており、ファンも多い。大学に入った当初は「雪の女王」と呼ばれるほど取っつきにくい性格だったが、原田や修司と共に過ごすうちに少しずつ明るくなっていった。やがて原田と結婚し、共に原田デザインを構える。
しかし、自分の過失で夫を事故死させたことがきっかけで、再び他の人間に対して壁を作るようになり、自分を責めつつも残された事務所を1人で切り盛り原田の遺したデザインや仕事を成し遂げようとしている。修司や真山の優しさを理解しつつも、自分が彼らを傷付けてしまう事を気にかけ距離を置こうとする。





放送期間 2008/1/8 ~ 3/18

1. 春、恋に落ちた瞬間

2. 福引で当てた海と涙とキス

3. 夏、花火と散った片想い

4. 聖夜に届く、涙の告白

5. 一番の存在でなくてもいい

6. 一人前にはなぜなれますか

7. 今、地図のない道を前へ

8. 失踪! 人生と恋を見失う冬

9. 奇跡の告白、衝撃の大事故

10. 絶望の淵、ふたりを結ぶ道

11. 胸を張れるいい恋だった