テレビドラマ版は 原作にあるような受験テクニックよりも 生徒たちが受験を通して成長していく姿を重点に置いている。シナリオも 人間関係を重視した作りになっている。

龍山高校教師。

•桜木建二 (阿部寛)•

元暴走族で 今は弁護士。桜木法律事務所所長。
一度警察に捕まってから改心し、勉強した。東大に合格したが、進学せず弁護士の道を選ぶ。龍山高校から東大合格者を5人出すと宣言し、特別進学クラスを創設する。
龍山で一発当てて、虎ノ門に大きな事務所を構えようと企んでいる。
徹底的な合理主義で曖昧な言動や小さな反発には、容赦なく現実を突き付けて黙らせる。よく賭けを吹っ掛けるが、提案を出した時点で必ず勝算を用意しており、実際は相手を従わせるための常套手段でしかない。
特別進学クラスの生徒をバカにする発言をしばしばするが、本当の目的はそれを通じて「世の中の仕組みと現実」を教え「東大合格」のためのモチベーション維持をさせるためである。
•井野真々子 (長谷川京子)•

龍山高校教師。
桜木のやり方に反発する教師グループの1人だったが、最後には生徒たちの応援をする。桜木によく賭けをさせられる。元々英語教師だったが、桜木の賭けに負け世界史の教師になった。
龍山高校教師の中では唯一、特別進学クラスの講師として受け入れられた教師である。生徒の個性を活かした教育を掲げたり、変化しつつある龍山高校のなかで時には自信を失ったりと、原作の高原先生や宮村先生の役割も引き継いでいる。
•矢島勇介 (山下智久)•

龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。
家庭環境などの設定が原作と大幅に異なっており、ドラマでは家が鉄工所で父親が借金を残して蒸発し 母親と2人暮らし。さらに彼女もおり、桜木には借金返済のための300万(正確には298万)を出資してもらっている。東大に合格したが、桜木と同じく、入学せずに独学で弁護士を目指す。
•水野直美 (長澤まさみ)•

龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。矢島とは幼なじみ。
小料理屋経営をしている母と2人暮らし。設定は、矢島に比べると原作に忠実である。母が病に倒れ、意識が戻らなかったため、東大試験を途中で断念するが、その後も勉強を続ける。
•奥野一郎 (中尾明慶)•

龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。
進学校に通っていて 東大を目指す双子の弟がいる。その弟にバカにされ続け、弟を見返すために東大を目指す。二卵性双生児なので弟とは全然似ていない。しかし、龍山高校では珍しく授業をきちんと受けており、宿題の提出も欠かしていなかったという真面目な性格である。
最終回では、弟の卑劣な妨害を受けるも見事に理科I類に合格し、香坂よしのと共に、東大に入学する。
•緒方英喜 (小池徹平)•

龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。
勇介のバンド仲間で、家は金持ち。勇介が特進クラスに入ったことを受け、共に勉強する。東大に入って厳しい父親を見返すために東大を目指す。不合格になるも「絶対にあきらめない」とその後も東大を目指すようにした。また、合格発表の帰宅後、父親と和解した。
•香坂よしの (新垣結衣)•
龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。
勇介の彼女で 勇介とずっと一緒にいたいというのが東大志望の動機。勇介の幼馴染である直美をライバル視する。最終的には東大に合格し、色々あったものの「もっといろんなことを知りたい」という理由で進学する。
•小林麻紀 (サエコ)•

龍山高校3年生。特別進学クラスの生徒。
アイドル志望であるが 容姿にあまり自信がなく現役東大生の肩書きを持ちたいと思っている。結果は不合格。しかし英喜同様、涙を流しながらも「私も絶対にあきらめない」と来年も受ける決意をした。
•龍野百合子 (野際陽子)•

龍山高校理事長。
前理事長の夫が死んだことを受けて役職を引き継いだために経営には自信がなく、都合が悪くなると泣いたりどこかへ旅に出てしまう。経費節減のため、夜にガードマンもやっている。大のブランド好きで浪費家。
放送期間 2005/7/8 ~ 9/16
1. バカとブスこそ東大へ行け
2. 自分の弱さを知れ!
3. 遊べ! 受験はスポーツだ
4. 壁にぶつかるまで我慢しろ
5. 泣くな! お前の人生だ!
6. 英語対決! 勝負だバカ6人
7. 見返してやる! 東大模試
8. バカの涙...夏休み課外授業
9. 信じろ! 成績は必ず上がる!
10. 友情か受験か? 最後の決断
11. お前らはもうバカじゃない! 運命の合格発表!