1995年に真心ブラザーズが発表した楽曲「サマーヌード」をイメージして制作され 忘れられない過去の恋愛を胸に秘めた若者たちの 夏の恋を描く恋愛ドラマ。主題歌も主演の山下による同曲のカバー・バージョンとなる。





•三厨朝日 (山下智久)•

「小南写真館」で働くカメラマン。
3年前に海辺の町から突然いなくなった恋人の香澄が帰ってくる日を心待ちにし、彼女が失踪する直前に一緒に見る約束をしていたビデオ「48時間PART2」の延滞料金を払い続け、香澄をモデルとして撮った大きなみさきビールの看板に朝晩挨拶をしている。
海の家・青山を切り盛りしていた勢津子の出産・産休で海の家「青山」がなくなると香澄が帰ってきたときにがっかりするから、と、結婚式撮影のクライアント・夏希に店長を依頼する。
愛用のカメラはハッセルブラッドとcanon。
のちに専門学校時代の親友で現在若手売れっ子カメラマン・山田ハジメ(大東駿介)に背中を押され、東京へ出てフリーカメラマンとして活動を開始する。
やがて、広告の撮影をまかされ、その仕事のあと夏希が勤めるイタリアンレストランへ来店。想いを告白するが、怖さをぬぐいきれない夏希から「時間を欲しい」といわれる。波奈江と光の結婚式で再会し、気持ちを伝えあった。
•千代原夏希 (香里奈)•
北イタリア料理店「ロッソネロ」の元店長。
結婚式当日に花婿に逃げられ、結婚生活とシェフの職業を同時に失ってしまう。
朝日に困っているレストランがあるので1日だけ手伝ってほしいといわれ海辺の町に来るが、実は海の家だった。同じ料理とはいえまったくレベルの違う海の家「青山」で自分の料理をおいしそうに食べる客や、朝日の仲間たちにふれているうちに、最悪の夏が人生最良の夏に変わり、自分の料理の原点も再確認できる。
波奈江とは出会って少しの期間で親友になった。
波奈江を好きになりながら煮え切らない朝日にイライラし「もうあれだよ、二人で思いっきり酔っ払って寝るしかないわ!」と言ってしまうような性格。しかし自分のこととなると臆病。
勢津子の産休明けで東京に戻り、南イタリア料理店「Giallo Blu」に再就職しのちに料理長になる。
•谷山波奈江 (戸田恵梨香)•
父親が経営する谷山酒造の名ばかり役員で、気ままに暮らしている。
10年間朝日への片思いを募らせている。父親の会社が作る「みさき潮風ビール」の香澄を起用した広告写真のカメラマンに朝日を推薦した本人。だが、それがきっかけで朝日と香澄が付き合いだしてしまう。
香澄が町を去ってから香澄の看板の前を動こうとしない朝日にいつも付き添い、朝日が「48時間PART2」のDVDを返したかどうかを確認するために光のバイト先のレンタルビデオ屋に毎日通っている。
長年朝日に振られるたびに光にやけ酒を付き合ってもらっていたが、秀才の光が自分に好意を抱いていることには気づいていなかった。
勢津子が青山に復帰する後半では、みんながそれぞれの夢を追いかけ飛び立つことに触発され、介護の資格を取り働き出す。最後には光と結婚する。
また、仲間をよく見ていて、ポイントポイントで背中を押す影のリーダー。
•桐畑光 (窪田正孝)•

カフェ&バー「港区」海の家「青山」の常連客で魚屋の息子。
普段はレンタルビデオ店でアルバイトしている。感情を表に出さない文学青年。イメージは「メガネの文庫本」。
そのメガネを外した瞬間にあおいが胸キュンする。
波奈江とは高校以来の付き合い。
波奈江が好きだったが表に出さず、朝日に相手にされない波奈江を常にそばで見守っていた。だがある瞬間をきっかけに彼も恋に向かい動き出す。
後半では映画監督を目指して東京へ出て、最後には波奈江と結婚する。
•谷山駿 (佐藤勝利)•
波奈江の弟。年の離れた大人たちにもしっかり自己主張する生意気な高校1年生。
特に孝至に対しては 自分のほうが格上だと思っていて強気な態度に出る。朝日に思いを寄せ続ける姉の波奈江のことを心配する姉思いな一面も。また、試合には勝てないがあきらめずに挑み続けるという熱いサッカー少年でもある。
3年前に香澄が町を出ていくときに話しており、彼女が2度と戻ってくるつもりのないことを知っていた。
小南写真館のアルバイト・麻美と付き合いだす。
•堀切あおい (山本美月)•

「帰国子女でクオーターのモデルの卵、男の願望がそのまま歩いているようなもの」というのが小南写真館社長の説明。
朝日との初対面時には駅で香澄をモデルに使った地ビールのポスターの、地ビールの方を「懐かしい」と言ったのを聞いた朝日が「知ってるんですか?」と声をかけたことから、しばらく朝日を「声をかけておいて無視する高等技術のナンパ男」と呼ぶ。
「青山」の隣の海の家で働き出す。
4話の水鉄砲合戦でメガネを外した光に胸キュンする。
帰国子女らしく「10秒もあったら好きになれますよ」「ぐいぐい押してきっちり捕獲させていただきました」「女から攻めたらいけないという決まりなんてないですよね」「両想いでしか恋愛が始まらなかったら人類もここまで増えなかったと思いません?」と言い切る。
第2回ミスみさきコンテストで優勝し香澄の次の「みさき潮風ビール」の看板モデルになり、東京で夏希の家の居候を経てモデルデビューする。
•米田春夫 (千葉雄大)•
本作の筋書きには直接絡まないが、まるで少女マンガのような二人の恋仲が棒読み上のクサイセリフではしやすめのように時折はさみこまれる。
紆余曲折を経て最後には清子と結婚する。
•石狩清子 (橋本奈々未)•
ほのぼのとした笑いで深刻になりそうな本編をなごませている。
春夫との結婚を決意するが、兄のリッキーこと清に邪魔をされる。
•一瀬麻美 (中条あやみ)•
3年前を知らないので、興味本位でいろいろ朝日に聞いて地雷を踏むこともしばしばある。
波奈江の弟の駿と付き合いだす。
•一倉香澄 (長澤まさみ:友情出演)•

4年前の第1回ミスみさきコンテストで当時大学生で優勝し、谷山酒造「みさき潮風ビール」のイメージキャラクターになる。
その撮影を担当した朝日と恋人関係になり同棲していたが、3年前に何も言わず朝日の前から姿を消す。場外ホームランのボールでけがをするが、駆け付けたバッターに起こった朝日が詰め寄ると「すごいよね、ここまで飛ばすなんて。やっぱ打った瞬間手ごたえあった?」「このボールにサインちょうだい」ととりなおして場を和ませる優しい心の持ち主。それを見ていた恋敵の波奈江も「いい女だな」とその時思い「あの時点でもう勝負は決まっていたんだ」とのちに回想する。
3年前の真相は、忘れられずにいた元彼の連絡を受け、結婚する。というもので、それを聞いて朝日も香澄を忘れて前に進んだ。
•小南文博 (斉木しげる)•
朝日のカメラマンとしての才能を認め、応援している。香澄を撮影したときを最後に、それ以上の作品が生まれていないことを残念に思っている。山田が朝日に会いに来て、東京でがんばる決意をした朝日の背中を押した。
•下嶋勢津子 (板谷由夏)•
予言が当たると周囲の評判。本人は一度だけ外したことがあり、それは今の夫の賢二とは一緒にならないと思っていたことだという。出産で海の家の開店が難しくなる。名前の「青山」は、海で死んだ勢津子の元夫の苗字。
朝日に念願の写真を撮ってもらって舞い上がっている波奈江に「あんたいい加減にしなさいよ!写真撮ってもらっただけで満足してどうするの?朝日はねえ、長い間香澄という檻に閉じこもってたライオンなの。織のカギを開けたのは波奈江かもしんないけど、一度野に放たれたら可愛い獲物を求めて狩りに出かけちゃうわよ。追い風が吹いてる今さあ、ガンガン攻めないでどうすんの!」と叱咤する。
産休明けは、青山と港区で朝日たちを母のようにあたたかく見守っている。

•下嶋賢二 (高橋克典)•

カフェ&バー「港区」のオーナー。勢津子の2番目の夫。
店に集まる朝日とその仲間たちをよく見ており、「夏はだれにでも熱い季節だと思ったら間違いだぞ。じっとしてるやつには冷たい季節だ」などと必要な時に適切に背中を押す。
店の名前「港区」の由来は、勢津子に前の夫・青山のことを忘れないでもいい。その思い出も包み込んで守るから、という勢津子へのメッセージ。孝至は、「俺も朝日も、賢二さんのそういうところには、憧れちゃってるわけよ」と言っている。
放送期間 2013/7/8 ~ 9/16
1. 走り出す恋!夏の大三角形ラブストーリー始まる
2. 海の日15分拡大SP•片想いの連鎖...どしゃ降り雨とうれし涙
3. 明かされた秘密!それでも君を愛してる
4. 好きになってるじゃん、私
5. 友情と恋...あなたはどちらを選びますか?
6. さよなら大好きな人...運命の再会と十年愛の結末
7. 離れている方が心の距離は近くなる?
8. 好きになってるじゃん、俺
9. 10分でも会いたい
10. 抱きしめられて
11. 裸になれた夏...ずっとそばにいるから