2007年に韓国で放送された連続ドラマ『魔王』を日本でリメイクした作品である。大野智の連続ドラマ初レギュラー出演作及び初主演作。

ドラマのキャッチコピーは「差出人不明のタロットカードが届く時 連続殺人の幕がひらく」。

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•成瀬領 (大野智)•
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本作品の主人公。弁護士・成瀬弁護士事務所所長。
本名は真中友雄であり、真中友雄としては昭和55(1980)年7月1日生まれ。
母子家庭に育ち、中卒から、大検を経て司法試験に合格したという異例の経歴の持ち主。プライベートが一切不明で謎に包まれている。
利益を気にせず社会的弱者の弁護を引き受けたりすることから、マスコミからは弱気を助け強きを挫く"天使の弁護士"と呼ばれている。しかし本人は、写真を撮られることを嫌い、顔の露出は避けている。物腰は柔らかく、誰に対しても優しい態度で接するが、一方では11年前に弟を殺害され、犯人たちへの復讐に人生のすべてをかける"魔王"としての冷徹な一面も持っている。弟を殺した直人や、直人とつながりのある人物に対し、強い憎しみを持っており、雨野真実と名乗って復讐計画を企てるが、11年前に弟のために証言してくれた、特別な存在であったしおりのことが再会以来次第に気になるようになり、復讐遂行との狭間で苦悩する。




•芹沢直人 (生田斗真)•


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もう一人の主人公。警視庁渋谷東署の刑事課強行犯係刑事で、検挙率NO.1。

金と権力のことしか頭にない父親に反発し、リゾート会社の跡取りとしての道を捨て、高校卒業後に過去の行為を清算するつもりで警察官となる。そのせいで父親とは険悪な仲だが、兄・典良とは仲がいい。

正義感が強いあまり、しばしば度を越した行動に走り、上司である中西からは幾度となく叱責されているが、本人はそれをあまり反省していない。自分なりの正義を貫き通しており、犯人逮捕への執着は人一倍ある。オカルトはあまり信じておらず、初めはしおりの能力を信じなかった。

中学時代、領の弟である英雄を脅しのつもりでつきつけたナイフが誤って刺殺してしまうが、父が雇った弁護士により無罪になった経験がある。おもちゃのナイフを握っただけで思い出してしまうほど、過去の事件がトラウマになっている。




•咲田しおり (小林涼子)•


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この物語のキーパーソン。図書館司書、カフェ「ガランサス」でアルバイトをしている。
素手で触れた物体から過去の残像を見ることができる、サイコメトラーとしての能力を持っている。
幼くして両親を亡くしたことから、少女時代を児童養護施設で過ごしていた。優しく明るい性格で人懐っこい。
11年前の事件の第一発見者であり、この時にサイコメトラーとしての能力を開花させ、警察に事件のあらましを証言している。このため、"雨野真実"を止めてあげたいと今回も警察の調査に協力する。
領に好意を抱き、次第に距離を縮めていくが、自身のサイコメトラー能力によって領の正体が"雨野真実"だということを知ってしまう。




•葛西勻 (田中圭)•


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芹沢リゾートの社長秘書。直人の中学時代の親友で、4人の中で唯一の大卒。
父親の縁で芹沢リゾートに入社した。
まじめな勤務態度で栄作や典良からは絶大な信頼を得ている。典良からは「彼女くらい作れ」とからかわれているが、実は典良の妻・麻里とは不倫関係にあった。




•宗田充 (忍成修吾)•
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直人の中学時代の親友で、職業不定のチンピラ。
交際している女性から借金を断られて暴行事件を起こし、その弁護を領が担当することになる。事あるごとにトラブルを起こし、過去の事件をネタに栄作や典良から金をむしり続け、直人のことも裏では「人殺し」と思っており、信用していない。また、自分の人生の破綻を、11年前の事件の偽証から来る良心の呵責に転嫁しており、その根源である芹沢家に面倒を見てもらうのは当然だと考えているが、自分を「人殺し」の肩棒を担がせたとして、芹沢家を逆恨みしている。
典良の妻と葛西が不倫関係にあるのを知っている。


•石本陽介 (脇知弘)•
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直人の中学時代の親友で、取り立て屋。
威圧的な外見とは裏腹に、同級生に対して優しい部分を見せる。多恵への取り立てを最後に取り立て屋を辞め、夢であった居酒屋を開こうとしていたが、娘を誘拐されたと勘違いした多恵に防犯スプレーを噴射され、持病であったぜんそくの発作を起こし、死亡する。


•高塚薫 (上原美佐)•
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渋谷東署の刑事課強行犯係刑事。生真面目な性格。
階級は巡査で、直人の後輩にあたるが、大卒であるため直人とは同い年。
直人に好意を寄せているが、素直になれずあまのじゃくな態度をとってしまうことが多い。


•芹沢麻里 (吉瀬美智子)•
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典良の妻、直人の義姉。
典良との結婚は政略結婚だったが、典良の一目ぼれという形で結婚。
ほどなく夫の秘書の葛西と不倫関係になるが、彼女自身は裕福で幸せな生活を捨てるつもりはなく、葛西との関係は遊びのつもりであった。
11年前の事件とは関係がないため、芹沢家から出ていく、という形となった。




•芹沢典良 (劇団ひとり)•

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直人の兄で、芹沢リゾート社長。

父親の敷いたレール通りに生きてきて社長の地位に就いたが、いまだ後継者として認めてくれない父に不満を持っている。父には「正直すぎる」と評価される温和な人物とは裏腹に、冷酷な一面を持つ激情家でもある。

直人とは仲が良く、栄作と直人の不仲を心配するなど、心やさしい一面を見せるが、その反面、父親に対し言いたいことを言える直人のことをうらやましく思っている。



•中西弘道 (三宅裕司)•

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渋谷東署の刑事課係長。階級は警部補。

叩き上げの現場主義者部下からの信頼も厚く 暴走しがちな直人の一番の理解者。





•芹沢栄作 (石坂浩二)•
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直人と典良の父で、芹沢リゾート会長・衆議院議員。冷酷で傲慢な性格で、金の亡者。
リゾート会社の跡取りとしての道を捨て、別の道を選んだ直人のことをよく思っていない。11年前の事件を、直人の将来を想ってもみ消した。
直人と典良には冷たく当たっていたが、内心では2人の息子を大事に想っている。





放送期間 2008/7/4 ~ 9/12

1. 愛を捨てた復讐鬼ー哀しき魔王

2. 裏切りの罠...引き裂かれた親子

3. 暴かれる素顔ー愛と引き換えの復讐

4. 狙われた魔王 地獄の門は開かれた

5. 殺人予告...!? 魔王に届く赤い封筒

6. 教えてやるよ...真犯人の正体を!!!

7. 偽りの姉弟...優しい嘘が死を招く

8. 許されぬ愛の終わり...復讐、再び

9. 真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇

10. 一族の崩壊...死のラストカード!!

11. 最後の対決 死が絆を引き裂く