Q: 仏陀が悟りを開いたのちに教えを伝えることをしたのは
一脈のエゴが残っていたからなのか?
A:「教えの伝達はただ起こった」
仏陀は教えようともせず、
教えまいともしなかった。
木陰に坐り、
川のほとりを散策して七週間を過ごしたのち、
偶然人が通りかかり、仏陀は語り始めた。
そこには選択の余地がない。
開かれた人、あなたがそこにいる。
すると、状況が展開して教えが伝えられる。
これが<仏陀の行為>と呼ばれるものだ。
by トゥルンパリンポチェ
開かれた誰かがそこにいる。
そしてそこに準備のできた誰かが通りかかる。
すると、なるべくしての展開になる。
相手と通じ合うのに時間は関係ない。
ましてや「友達だから」そうするのでもない。
ごく短い時間の関わりだととしても
そこで何十年分もの深い話が交わされることもある。
体験を通してそれを知っている。
準備のできた生徒でありなさい