「マック」に「松屋」。安い店はなんで黄色い看板なの?

ある日の夕方、商店街を歩いていて気づきました。ビックリマークマツモトキヨシ・マクドナルド・松屋にドンキホーテ…と、安さがウリの店は黄色い看板の店が多いです。さっそくカラーコーディネーターの廣田さんにお話を聞いてみました。

叫び安売り店は、なんで黄色が多いんですか?

「青は男性・赤は女性のイメージがありますが、黄色はその中間色。性別の関係がなく陽気で楽しいイメージなので、『誰でも気軽に入れる安い店』という印象を与えます。また、黄色は有彩色の中で一番明るい色。青色や黒色との組み合わせなどは、非常に高いインパクトをうえつけます」

グッド!なるほど! ではマクドナルドの「黄×赤」って……?

「人は、『黄×赤』をオレンジ色と感じとっています。オレンジは空腹を感じさせ、料理を美味しく見せる色。また、時間を長く感じさせる効果もあるので、短い時間でもくつろいだ気分になりすぐに店を出たくなります。吉野屋やロイヤルホストなど、ファーストフード店にオレンジ色が多様されるのもこのためです」

逆に、青色など寒色系のライトの店は、時間を短く感じる色。だから、青い光のバーなどでは長時間居座っちゃうというわけです。

「色彩の心理的効果はさまざま。たとえば、青色は、赤色と比べて3℃ほど実際の温度よりも低く思えます。環境や性格によりバランスが崩れると、ある特定の色のものを選んでしまうこともあるんです。心理状態により好む色も変わってきます」

 合格ちょっと面白い話です。言われてみれば、納得。確かに黄色の看板は、目にドーンと飛び込んできてインパクト大です。