2014年10月に元横綱の輪島大士さんと一緒に屋形船に乗りました。
咽頭がんのため声帯を切除されたそうです。
輪島大士さんは、タバコもお酒もよく好まれる方と聞きましたが、咽頭がんはきっと影響したのでしょう。
輪島大士さんは、すっかりタバコも酒もやめて、この屋形船に乗船した日はノンアルコールビールを飲んでいました。
すっかり痩せた様子で何故痩せたのか聞いたところ、ジョギングやトレーニングをして減量したと身振り手振りで教えてくれました。
体格は大相撲の横綱だった面影がありません。
僕が輪島大士さんと手の大きさを比べたら、比較にならないほど大きな手でした。
僕の手が子供の手のようでした。
言葉を話せない障がい者の方は手話で意思の疎通、コミュニケーションを取りますが、輪島大士さんの場合は神に字を書いたり、身振り手振りで一生懸命にメッセージを伝えてくれました。
本当にいい人だなあと思いました。
それから僕は輪島大士さんと何度か会うことがありました。
例えば、銀座の高級クラブの社長の結婚式で僕と同じテーブルに輪島大士さんが座る機会がありました。
輪島大士さんと最後に会ったのは2017年10月に乗った屋形船でした。
その時も元気にノンアルコールビールと刺身の舟盛りを召し上がっていました。
2018年10月8日、まさか輪島大士さんが亡くなるとは思ってもいませんでした。
輪島大士さんのご冥福をお祈りいたします。