この日も朝8時起床。

朝飯を食べて、アユタヤーにタクシーで向かう。

現地に着き、ワットヤイチャイモンコンを見た後に、早速トゥクトゥクの洗礼。

オラオラの俺たちは、30バーツで象のキャンプまで連れて行けと運ちゃんに言う。

石油高?

知らないなぁ。

交渉成立かと思ったら、違う象乗り場へ連れて行かれる。

その距離500メートルほど。

謀られた。


もちろん乗らずに来た道を歩いて戻ると、さらにトゥクトゥク。

しかも家族連れ。

勘弁してくれ。

さらに歩いていくと、タイの洗礼再び。


スコールである。

雨宿りをしていると、いのうえようすいと書いたトゥクトゥクが。

出てきたのはいのうえようすいと言うより、黒い林屋ペー。

値段も納得なので、交渉成立。


ワットプラマハタートに行くと、日本人わんさか。

HISのツアーの方達だ。

写真をとってもらえるようお願いする。

日本語って素晴らしい。


エレファントキャンプに行って象に乗る。

ランディ~。

危うく、星になってしまうほど楽しかった。

なぜなら、俺たちの乗る象の象使いは、かなりのやり手。

3頭の象を抜いた。

恐らく象使い3級くらいの腕前だった。

そこで、HISのツアーの方達とまたもや遭遇。

やはり回るところは同じである。


王宮に行った後、

バンコクに電車で帰ることにする。

電車は安いが、超ルーズ。

予定到着時間を1時間近く遅れていた気がする。


そして、カオサンに戻ると昼間のHISツアーのお姉さん2人と遭遇。

蒼き巡り会いに乾杯ってことで、5人で酒を飲んだ。

これも旅の醍醐味である。

ほろ酔いでいい気持ちだ。

ここにきて氷入りビールが美味いと感じるようになった。


お姉さん達と別れ、ホテルで一休み。

深夜2時ごろに昨日の娘とディスコに行く約束をしていたので、タクシーで向かう。

彼女を待つ間、屋台でラーメンを食べる。

そこで俺の友だちの1人が隣のテーブルの女の子達に声をかけられる。

電話番号を渡される。

そうこうしているウチに、彼女が到着。


彼女の名前はクアン。男友達のピッポも一緒だった。

ディスコの中でクアンの仕事仲間のピッチャとピナと合流。

そうするやいなや、

ついに俺も女の子に声をかけられる。

しかも日本語。

「かっこいいですね~。好みですよ~。」

ビビアンスーばりの片言だが、上手い日本語だ。

しかも小池栄子似のカワイイ子ときたもんだ。

しかし、シャイの俺は、

「ありがとう。日本語上手いね。」

としか言えないまま遠くの席に座ってしまった。


知らない曲ばかりのノリについていけないまま、

ウイスキーを飲んでいると、また違う娘から声をかけられる。

「Hi! What's your name?」

今度は英語だ。これまた流暢だ。しかもなかなかカワイイ。

タイの女は才女ぞろいかと思うほどである。

話を聞いてみると、彼女の名前はメイ。タイ育ちの中国人らしい。日本語の平仮名だけは読めて、中国とタイ語は話せるようだ。

バイリンガル。

どんどん話をしていると、「I like you. 」って言い出した。

タイの子は積極的だ。

しかし、周囲がうるさくてあまり聞こえないでいると、「You are kileine. 」と言われた。

kileineって何?と思い、メイのツレのタイ人の女性アンやメキシコとベトナムのダブルの男ティムに聞く。

ティムが「Killeine is kill you.」って言った。

この女マジ怖ぇと思って、目線を合わさないことにした。

そうしていると、ピナに他の女と話さないほうがいいって言われる。

えぇ。知っています。

しばらくすると、またメイに話しかけられる。

よくよく聞いてみると、kileineは「きれいね」らしい。

ティム殺すと思ったが、もういない。

メイはタイ人の男は顔が嫌いと言っていた。

そして俺なんかがキレイだと。

無駄な凹凸のない典型的な日本人の醤油顔でよかった。


ここで、トイレに行く。トイレに行くと店員が沢山いた。

水を流したり、おしぼりくれたり、マッサージしてくれたり、

気が利くなって思った。

正直邪魔だったけど。

そして、トイレを出ようとすると、

「チップ。」

はぁ?

「20、20、20、20、20」

5人に20バーツずつよこせと。

こんなネガティブオプションだれが払うかと思ったが、多勢に無勢。

20バーツ5枚持っておいてよかった。

どんだけコスイ商売してるんだ奴らは。

俺の友だちは「さよなら」って言われて首をマッサージされた時、

死を悟ったという。

しかも20バーツ。


席に戻ると、さらに積極的になったメイは、今日ホテルについていくと言い出した。

さらに明日一緒にパタヤに行くと言い出し、

ホテルもパタヤも友だちと一緒だからダメだと断ると、私の家に来いと言い出した。

朝早いから無理だと言うと、さっきの日本語を話す小池栄子を通訳に呼んだ。

何を言わせるのかと思ったら、Hするとかじゃなくてただ友だちになりたいだけなんだと。

ここで微妙な3角関係発動。

嬉しいような嬉しくないような。

ピッポは楽しそうに、「メイはアパートに1人暮らしだぜ。Yesって言えよ。」

と言ってくる。他人事だと思いやがって。


外で日本人に会う。

タイ人の女2人連れている。

甲南大学を休学して3ヶ月ほどこっちにいるらしい。

その気持ちちょっと分かる。


メイになんとか話をつけて、タクシーで帰宅。

人生で最後かもしれないモテ方をした。


しかし、正直、タイ最高。