2024年 六月下席 浅草演芸ホール 二日目→しのばず寄席 | ひまsunのブログ

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講談師『日向ひまわり』の日常あれこれを書いています!

11:20、浅草演芸ホールに到着。

黒紋付袴に着替え、出番を待った。

浅草の後に上野広小路があるので入れ替わり。

前座のすぐ後に上がる。


今日の前座は講談で宮本武蔵(武芸物)を読んでいた。

柔らかいネタがいいと思い【野狐三次の木っ端売り】に入った。


11:55〜12:05の10分高座。

お客さま、温かくお付き合いくださった。


高座を下りて、袴を畳んでもらい、荷物をまとめ、

12:10、黒紋付のまま飛び出した。


浅草演芸ホールから上野広小路亭は急げばドアドアで20分。

12:23、広小路亭に到着。


初席(正月の顔見世興行)ばりのヒヤヒヤ感だったけど、間に合ってよかった。


袴を履いて一息ついていると12:33、ちょっと早めに出囃子が鳴った。

高座へ上がると汗が滲み出た。


客席には《らくごまつり》でお会いしたお客さまもお越しだった。

高座前、その方から届いた手紙を読んだ。

心温まるメッセージとまつりの時に撮った写真、

そして、ひまわり柄のお守り。



このお守りを見て私のことを思い出し、求めてくださったとのこと。

そのお気持ちが嬉しい。


【加藤孫六 出世馬喰】を読んだ。

途中、馬喰の親方の名前がスコーンと飛んでしまい、

必死に取り繕った。

お客さまにバレたかな💦


「ひまわりさんを目当てに来ました。」

と手紙に綴ってくださったお客さま、お楽しみいただけただろうか。

またどこかの寄席でお会いできたら嬉しい。


挫けそうになると励まされる出来事が起きる。

講談の神様が見るに見かねて飴を与えてくれてるに違いない。


明日も浅草。

お客さまにお楽しみいただけるよう、私も楽しんで読みたい。


ひまわり


☆19日のしのばずの高座は反省ばかりだったが、

 当日お茶をしたお客さまとは別の方から、

 励みになる感想をいただいた。

 自己評価とお客さまの感想は必ずしもイコールではない。

 だからといって手放しに喜べる高座ではなかったけど、

 ひまわりの名に恥じぬよう、明るく上を向いていきたい。