11:20、浅草演芸ホールに到着。
黒紋付袴に着替え、出番を待った。
浅草の後に上野広小路があるので入れ替わり。
前座のすぐ後に上がる。
今日の前座は講談で宮本武蔵(武芸物)を読んでいた。
柔らかいネタがいいと思い【野狐三次の木っ端売り】に入った。
11:55〜12:05の10分高座。
お客さま、温かくお付き合いくださった。
高座を下りて、袴を畳んでもらい、荷物をまとめ、
12:10、黒紋付のまま飛び出した。
浅草演芸ホールから上野広小路亭は急げばドアドアで20分。
12:23、広小路亭に到着。
初席(正月の顔見世興行)ばりのヒヤヒヤ感だったけど、間に合ってよかった。
袴を履いて一息ついていると12:33、ちょっと早めに出囃子が鳴った。
高座へ上がると汗が滲み出た。
客席には《らくごまつり》でお会いしたお客さまもお越しだった。
高座前、その方から届いた手紙を読んだ。
心温まるメッセージとまつりの時に撮った写真、
そして、ひまわり柄のお守り。
このお守りを見て私のことを思い出し、求めてくださったとのこと。
そのお気持ちが嬉しい。
【加藤孫六 出世馬喰】を読んだ。
途中、馬喰の親方の名前がスコーンと飛んでしまい、
必死に取り繕った。
お客さまにバレたかな💦
「ひまわりさんを目当てに来ました。」
と手紙に綴ってくださったお客さま、お楽しみいただけただろうか。
またどこかの寄席でお会いできたら嬉しい。
挫けそうになると励まされる出来事が起きる。
講談の神様が見るに見かねて飴を与えてくれてるに違いない。
明日も浅草。
お客さまにお楽しみいただけるよう、私も楽しんで読みたい。
ひまわり
☆19日のしのばずの高座は反省ばかりだったが、
当日お茶をしたお客さまとは別の方から、
励みになる感想をいただいた。
自己評価とお客さまの感想は必ずしもイコールではない。
だからといって手放しに喜べる高座ではなかったけど、
ひまわりの名に恥じぬよう、明るく上を向いていきたい。